2017年11月10日

The 3rd Hong Kong Book Art Festival

 The 3rd Hong Kong Book Art Festivalへ、行ってきました! 香港政府招待で、飛行機やホテルを出してもらって、展示、講演、ワークショップを行いました。帰ってきて一週間がたち、日本でも次々に人と会ったり仕事の続きを進めたりしながらも、香港の余韻を楽しんでいます。

 出発は、成田から。5時間のフライトで、到着したら山崎曜先生、都筑晶絵さん、山元伸子さんと合流して、トランクをピックアップして一緒に市内へタクシーで。そしてすぐにギャラリーに向かい、展示のセットアップをしました。
 翌日夕方から、オープニングでした。公募で集まった本への表彰もしました。赤井都賞、出ました。公募で集まった本は、ギャラリー外のオープンスペースに展示されました。



 ロビー吹き抜けに掲げられたイベント案内に、私の名前も、入っています。展示には3日間で1000人を超える人が来ました。

 ギャラリーで私の豆本を人が見ようとするとこんなかんじになってました。

 展示はこんなふうに。5作品出品しました。『航海記』特装版、『航海記』たとう付、『本』、『月夜のまひる』、『Please Open』


 ギャラリー内には、紙の会社からの色とりどりの紙の提供で、自分でその場で本を作れるコーナーも設置され、にぎわっていました。豆本がちゃぽんHongKongもあって、みんな楽しそうに回していました。いい企画だと思いました。

 そして、ワークショップ。活版印刷のミニチュアブック『雨ニモ負ケズ』を二時間で製本しました! 作品を通じてたくさんの方と出会えたり、お話できたりすることは本当に楽しいです。この日に作った小さな本が、それぞれの方のところで、それぞれの時間を過ごしていることを想像します。私は日本に帰ってきたけれど、香港にたくさんの小さな本を置いてきたわけで、それらはずっとその方たちと一緒にまだいるのです。

 街歩きも楽しみました。本屋さんへ連れて行ってもらいました。豆本がちゃぽんHongKongが設置されている素敵なブックカフェKubrickでランチ。

 山崎曜先生と、湾仔歩き。私たちは二人とも、製本にそんなに必要かしらというくらい体幹に関心があるタイプなので、二人してどんどん歩きました。もう一軒、本屋さんに行きました。ここも素敵な品揃えでした。

 そして、プライベートワークショップ。少人数で、アリスを一日で作るというチャレンジでした。




 合間にカフェ飯、デザートつき。このタルトおいしかった。表紙のやすりかけも、革すきも、容赦なくやってもらいました。この作業量、仕上がらないかも、と思った時、「音楽をかけてもいい?」と、参加者さんたちはラルクアンシエルをかけて、がんがん手を進めました。素敵ー。こうしてアリス本はめでたく仕上がったので、皆で小籠包を食べました。それもおいしかった。





 ブックフェスの主催、キュレーターでもあるティアナのオフィスは、アーティストのために提供されているオフィスで、素材や道具や作品や本が詰まった空間でした。こういう場所を見るのはとてもおもしろい。


   それぞれのスケジュールで動いて、ホテルに戻ると、そこでも一人ではなく、部屋はアーティストのジェインとアデリンと私と3人のルームシェアでした。アーティストトークやガールズトークをしたりして、とても楽しかったです。星空の下のカップヌードルとかも。2年ぶりに会ったジェインからは、私の人となりは軽くなって、作品は深くなった、いい方向にいってると言ってもらいました。フェスが終わって別れて、私は延泊して、香港の滞在を楽しみました。一人行動していると、広東語で道を聞かれたり話しかけられることが何度もあったので、わりと自然に溶け込んでいたと思います。一人でしたことは、道具街を歩いたり、パン屋さんやスーパーや甘味処に入ってみたり、丘に登ったり、とかそんなかんじ。日常を楽しみました。



   毎朝、ホテルの裏の丘に登って、頂上の公園で山崎曜先生に太極拳を教えてもらっていました。体調が整うかんじで、良かったです。丘の斜面にはゴムの木が生えていたり、黒いトサカの小鳥がたくさんさえずっていたりしました。朝の公園は、後ろ向き歩きやぶら下がり運動など、いろんな健康法の人たちでにぎわい、夕方には、夕日を見る人たちでいっぱいでした。海にかかる橋に落ちていくふんわりローズピンクの太陽、そして輝き始めるハロウィンの半月。健康になってよかったなあと何度も思いました。台湾もおいしいし、カフェがおしゃれなんだって。呼んでくれる人があったら、行きますよー。10月末の香港、過ごしやすい気候でした。人に、街に、自然に、本に、たくさんエネルギーをもらいまいた。

2017年10月23日

記事の紹介

ウェブマガジンさんちに紹介されました。
それでは香港へ、展示とワークショップと講演に行ってきます。

2017年10月18日

次のイベント

2017年10月24日(火)-29日(日)「編ZINE2017」
好きなページを選んで綴じるという、編集と製本をご自分でという「編ZINE」。今年は高円寺で、5周年を迎えます。私は、豆本ではないサイズで、超短編小説と挿絵のページを提供しています。
12-19時(最終日17時まで)高円寺自由帳ギャラリー(高円寺北2-18-11)主催233コミケ部

2017年10月26日(木)-30日(月)「Hong Kong Art Book Fesival 2017」
2年前に初参加し、その次の回にあたる今回も香港政府招待で作品5点出品、講演、ワークショップを行います。展示会期は30日までですが、私は11月2日まで香港に滞在します。
トランクを干したりとか、ワークショップの素材を準備したりとか。講演の原稿を、頭をひねりながらうんうん進めています。香港でお互いよい時間を過ごせますように。

2017年10月6日

「そっと豆本、ふわっと活版6」ありがとうございました。新作できています。

9月から10月にかけての一週間の催事、三省堂神保町本店一階で、豆本と活版を皆さまにご案内しました。お世話になった皆さま、どうもありがとうございました。
新作を、製本できたのはまだ見本だけですが、意志の力でなんとか間に合って出品することができました。ただいま予約受付中です。ご興味のある方は赤井都宛メール下さい。

新作の豆本を作った凸版がまだ使えたので、テキンでインクをグラデーションにして刷ってみた活版絵葉書。本の絵柄の絵葉書って案外ないなあ、と思って作りました。

著書本はたくさん積んだ山が、最終日にはすっかり減りました。新しい出会いがあって、よかったです。この本、内容がすごく詰まっているっていうのが良いみたい。

Bird Design Letterpressさんの活版ワークショップも、好評でした。ここでテキンの音が響くとは。軽やかな音が正面入口からも聞こえていました。

そして、これも案外好評だった、豆本の1ページです。言葉は種田山頭火。青緑色の活字の文字と、ドライポイントの黒と、雁皮紙の味わい。そうだアクリルケースに入れてパッケージにすればいいんだと思いついて、1ページずつを販売します。会期中、よく聞かれたのが「常設はあるんですか?」という質問でした。私の豆本は、三省堂神保町いちのいち(瓶入り活版豆本2種)、三省堂池袋いちのいち(『雨ニモ負ケズ』とレーザーカット豆本、切手豆本)、東京堂書店神保町店(多種類あります)に置いています。本の絵柄の活版絵葉書と、山頭火は、東京堂書店で販売を開始しました。


2017年9月6日

2017年9月26日(火)-10月2日(月)「そっと豆本、ふわっと活版6」のご案内です

「そっと豆本、ふわっと活版6」

豆本 豆本
読書の秋、神保町いちのいちCreator'sTABLEにて、豆本と活版印刷の展示販売会を開催致します。
会場には、Miniature Book Competition(本拠地アメリカ)3回受賞の赤井都による豆本作品と、Bird Design Letterpressによる活版作品とステーショナリーが並びま す。豆本と活版の深く歴史ある世界を楽しめるような作品、そしてギフトにも最適な商品を取り揃えて、皆様のお越しをお待ちしております。
同時開催の豆本ワークショップでは、オリジナルのアコーディオン折本の製本を体験していただけます。活版ワークショップでは、様々な場面でご活用いただける名入れオリジナルカードの活版印刷をお楽しみ下さい。
会 期 2017年9月26日(火)-10月2日(月)
会 場 三省堂書店 神保町本店 内 1階神保町いちのいち Creator'sTABLE(シーズテーブル)
出展者 赤井都、Bird Design Letterpress 協力:andantino、弘陽(三木弘志)

豆本ワークショップ 「小さなアコーディオン折本を作ろう!」
豆本 豆本 豆本
開始時間:①10時からの回、②11時30分からの回、③14時からの回、④15時30分からの回、⑤17時からの回 定員:各回2名 ・基本ご予約不要、随時受付(受付時間は毎日10~17時) ・お席を確保したい方は、神保町いちのいち神保町店へご連絡頂くか、店頭スタッフまでお気軽にお声かけ下さい。TEL.03(3233)0285営業時間10:00~20:00
・所要時間40~60分程度
・ワークショップ代 2,700円(税込)
 ※ご希望の方は、カッター作業を講師が代行しますので、初心者やお子様にも安心して取り組んでいただけます。作りやすい手のひらサイズの本です。
3種類の文章から1つ、数種類の表紙から1つ、さらに見返し紙を、ご自身で組み合わせお選びいただきます。本文紙をじゃばら折にして、両側に縁をノリでくるんだハードカバーをつけます。
活版印刷の過程で出た紙などを用いてコラージュし、世界に一冊だけのオリジナルのアートブックに仕上げます。
本文紙は、物語のイメージから、暗がりで所々光る紙を使用しています。

活版印刷ワークショップ オリジナルメッセージカード(化粧箱付)
豆本 豆本 豆本
活版イベント等で大変ご好評いただいているオリジナルメッセージカードの活版印刷ワークショップを行います。
・予約不要、随時受付(毎日13~19時)
・所要時間約20~30分程度
・印刷枚数 25枚
・ワークショップ代 1,620円(税込)
・カルタヴァレーゼの化粧箱付
ワークショップでは、お名前とワンポイントを入れたオリジナルメッセージカードを作ります。ローマ字名を大文字の欧文活字で組版させていただき、樹脂凸版のオーナメントを配置させていただいた後、手動活版印刷機を用いて、ご自身にて25枚印刷いただき、用意した化粧箱に入れて持ち帰っていただく形となっています。
様々な場面でご活用いただける名入れオリジナルカードの活版印刷をお楽しみ下さい。

>>「そっと豆本、ふわっと活版」公式ページ

2017年7月19日

豆本がちゃぽんTokyo第39集に参加します

10年以上、100円で続いている豆本がちゃぽん。10年をまとめた冊子も好評販売継続中です。もうすぐスタートする回に、主催の私も、久しぶりに作品参加します。100円で数を作るチャレンジです。
My Secretという豆本を、以前に作りました。とても好評だったんですよね。これの日本語バージョンを、ふと思い立って作ってみました。
まずは組版。持っていた活字でできました。すり減った活字ですけど、今回はこの味わいでいいってことにしました。

紫と青のグラデーション印刷にしました。豆本ゆえ文字が少ないので、インキは少ししか使いませんでした。

ヘラで筋入れして折ってから、天地化粧裁ちしました。

表紙と本体を糊で接続して、革の小片を糸でつけて、糸で本をくるりと巻く形に仕上げました。

カプセルに入れて、いざ旅立て豆本!

2017年7月5日

活版Tokyoに『雨ニモ負ケズ』が出ます

7/14,15,16「活版Tokyo2017」が神保町三井ビルディングテラススクエアで開催されます。活版豆本『雨ニモ負ケズ』が弘陽のブースに出ます。販売も予定していますし、活版Tokyoと同じ建物の中で、弘陽と活版塾による活版印刷展示会があり、組版実物が展示予定です。実物は、迫力がありますよ。天地寸法約7cmの小さな本『雨ニモ負ケズ』は、私が企画・挿画・デザイン・版元となり、整版と印刷を弘陽の三木さんにお願いして、形になった本です。ちょうど去年の七夕の日に印刷をしていました。暑い日だったなあ。


今頃の時期は、毎年、レイアウト作業をしています。秋に新作を出そうとすると、今がデザイン時期です。ペース配分を考えると、そろそろ今年も新作のデザインを確定して、版を作って印刷を始めないと。どの絵をどこにどの大きさで配置して、何色で刷るかとか、そんなことを、パソコンで仮組してプリントした紙を見つめて、あれを右へそれを左へ、ひたすら考えています。ひらめきと、気づきと。本当にそれでいいの? と別の可能性を想像してみて。次の作品、稲垣足穂の『一千一秒物語』全集は、数社からいろいろな版や挿画本で出ている作品なので、オーソドックスなもの、好きなイラストのもの、読者が好みで選べる作品です。なので、私は私を貫こうと思っています。この話にこの絵は自分のイメージと違う、と思う方は、他の版元を選んでいただければいいのです。



制作風景
イベント
豆本ワークショップ
書籍の修理と保存













































































































































AND OR

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