2011年11月25日

神田本の街に行きました

秋の深い青空の昨日、こんな豆本をセットして、かげろう文庫に持っていきました。書泉のある駿河台下の交差点から、ビクトリアの横の細い道をまっすぐ。前のピーターラビット本はもう売れちゃってましたが、他のピーターラビットものがありました。色が微妙な発色の印刷でした。やはりそれも著者の意向で再版のたびに厳しく見られているとか。ウッドデッキのある古本屋さんです。私の豆本もどうぞよろしくお願いします。
>>Google神田豆本散策map
かげろう文庫
東京堂書店にも立ち寄りました。こちらの豆本棚も充実しています。『凪のゆくえ』の未とじとアンカットが完売していたので、今度追加で納品しようと思います。レモンライスのミニコミが入荷したところで、さっそく読み始めました。思い出の中の、再現できない味は、私は寿がきやの天丼だなあ。もしかしてジャスコの中のあの店舗だけの裏メニューだったのかなあ。

2011年11月21日

活版とことば展 DMが届きました

~さて土曜日は池袋コミカレで、クリスマスカラーの革豆本2冊を箔押しして糸かがり。11名のご参加で、初心者にありがちな苦労を体験しつつも、それぞれの個性で皆さんがそれぞれの豆本を作り上げられました。よくできてました。26日の『そのまま豆本を作る』横浜NHKカルチャー午前クラスも開講決定です。駆け込みお申込みは、ぎりぎりまで受けつけられる予定です。~

ヒロイヨミ社による巡回展「活版とことば」展に、活版と木版挿画入の和綴じ本『夏から春へ』を出品します。
・12月6日(火)~11日(日) 高円寺・書肆サイコロにて
・1月16日(月)~31日(火) 京都・恵文社一乗寺店内の一角にて
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クリックで拡大します。

2011年11月17日

いつも同じ所に雲が出ている

 毎日めまぐるしいので、来年は活動を絞りたいと思っています。絞れるところがあるのかが謎ですけど。
 ワークショップでは、作品がたくさんできあがるのを見るのが楽しい。仲間といっしょに作る時間が楽しいです。来週土曜26日は横浜ランドマークタワーで、『そのまま豆本』を作ります。今週土曜日は池袋のコミカレでクリスマス革豆本の特別講座です。 12月11日は世田谷のアトリエ111でハードカバーレッスンです。お申込みは言壺サイトから、それぞれのリンク先へどうぞ。

 ところで、文学フリマの十周年記念文集に寄稿しています。『これからの文学フリマの話をしよう』、読了しました。自分で本を作っても売る場所がないからな、と思っていた頃にちょうど第一回の開催が予告された、文学フリマ。それをきっかけに手作りを始めました。手作りの道に踏み込んで、私も文学フリマと同じ十周年なんです。50タイトルくらい作りました。数千部、というのは今のリトルプレスの隆盛からは一号で達成してしまう量でしょうが、当時は累計で偉業を達成した気分でした。小説の友人からは、赤井さんが傘貼り浪人になった、と心配をされましたが、手を動かして物を作るのは気持ちがよかったので。文集中の対談でもあるとおり、たしかに文学フリマで売るのは効率がよかったです。けれどある時点から、私は書店や個展で売るほうが効率がよくなった。結局、ミイラ取りがミイラになったまま、さらにピラミッドの向こうの彗星の軌道に乗ったまま、あっちの星で呼ばれているから私は戻らないよという展開になって、でもいいじゃない、人の思惑を、手は超えていくんだ。文学フリマで楽しむもよし飛び出すもよし。主催者はいろいろと仕掛けてくれて、ボランティアのイベントスタッフには頭が下がりますが、おそらく主催者の思惑を参加者は超えてもいくでしょう。ともあれ母校が健在だとこっちも元気が出るものです。 

 いつも使わせてもらっている和紙の田村智美さんの個展を表参道画廊で、19日までやっています。出品作は、大きいアートです。白い紙の重なりです。

2011年11月4日

「世田谷アートフリマinセタブン」でワークショップでした

豆本づくり
世田谷文学館では「萩原朔太郎展」を開催中ということで、豆本づくりワークショップでは、朔太郎の詩や猫切手をコラージュして豆本を仕上げることにしました。サンプルを作って大きさを決め、詩の短いのから幾つか選んでプリントアウトして素材として準備しました。詩は旧字旧かなで、我ながら子供向けじゃーないなーと思っていました。蓋を開けてみれば、今回の参加者さんには小学生が2人、小学生以下が1人いて、親子受講されましたが、なんと全員が朔太郎の詩を貼り込みました。「そのうち読めるよね」「この後、朔太郎展に行くから」って、なるほど。こちらで可能性を限ることはないんだなと思いました。そういえば、私が朔太郎の詩をすりきれるほど読んでいたのは中学2年生の頃でした。そんな私が朔太郎を小さくして豆本に貼っちゃう日が来るとは。親子で並んでそれぞれの本を作る姿や、親子が力を合わせて一冊を作る姿、どちらもいいなー素敵だなーと思ったので、今後も親子の本づくりをサポートできる機会があるといいなと思います。また参加者さんのうち男性が2人でした。祝日の開催だと男性も来られるんですよね。
豆本づくり
世田谷文学館の、アートフリマの会場内、壁前の丸いテーブル。賑わいを感じて作る場に参加できて、よかったです。作ってるのねーと通り過がりに声をかけられ、作ってますーと答え、でも案外落ち着いた雰囲気でした。
豆本づくり
隣は販売のブースで、たくさんの人に『そのまま豆本』を触ってもらいました。本のお買い上げありがとうございました。スタッフさんお世話になりました。
豆本づくり
三角折り本の表紙のくるみを終えたところ。これから紙の目を合わせて貼り込みます。本文紙は、自分でデザインしてファンシーペーパーにカラーコピーしました。ぞうさんの中には「Sakutaro Hagiwara Setagaya Bungakukan 3.Nov.2011」と文字が入っています。これも案外、小さくヒットポイントでした。
豆本づくり
本文紙の裏面は白なので、切手や詩を貼り込みました。
豆本づくり
本文紙は3種類から、表紙もいろいろ選べました。切手の色を合わせて、詩を選んで、自分だけの一冊になります。
豆本づくり
位置決めをして、貼っていきます。
豆本づくり
こちらは私が作った一冊です。切手2枚と、詩を素材に。
豆本づくり
まっすぐに紙を伸ばして見るとこうです。
豆本づくり
折り畳んでいくとこんなふうにも見えます。
豆本づくり
畳んだ状態で表紙を持ち上げると、ねじれるような動きで上にのびます。三角は楽しい。
豆本づくり
中綴じのほうは、作っている最中の写真を撮るのを忘れてプレスパックしてしまいました。表紙を選んで、見返しを選んで、本文は古楽譜。応用のきく基礎ということで、シンプルですが案外需要が高かったです。針と糸でする基本の中綴じを、子供のうちにできたことは、そのうち忘れてしまうかもしれないけれど、中にはいつか、ふとした瞬間に思い出すような手の財産になってくれるかもしれません。手でした記憶って忘れたようにみえていつか出てくるような、残りやすいことだと思うのです。