2018年12月19日

くるみの豆本

今年のクリスマス、『くるみ割り人形』のイメージで小さな本を自分のために作りました。「小さな本の教室」に来てくださっている方の一人から、台座付にきれいに加工されたくるみの殻をいただきました。もちろん、天然のくるみを用いた、すべて手作りです。その殻に入る中身を作ってみました。どんな本が入ったら似合うか、いろいろ試した結果、楽譜がやはり合うなあと思いました。縁をなみなみに切ってみたらさらに合いました。楽譜はオリジナルサイズそのままなので、縮小印刷すればやはりもっとよかったですね。小さな思い出ぎっしりってかんじです。実はこれ、思いのほか、既にある作品と似てしまいました。今年の夏に、アメリカはワシントンのThe National Museum of Women in the Artで実物を見た小さな本にそっくりになりました。小さな本の教室は、おかげさまで、12月も1月も満席です。よい冬をお過ごしください。
豆本
豆本
豆本
豆本

2018年11月9日

シャルジャ国際ブックフェアのワークショップは大成功でした。首長の娘が、豆本を作りたいと言ってくれました!

アラブ首長国連邦のシャルジャ国際ブックフェアにゲストとして招待され、5日間で、30分の豆本ワークショップを14回しました。一度に20人まで入れました。子供たちの年齢は4-16歳くらいで、時々大人も交じりました。30分で作れるように、あらかじめ寸法に切った製本キットを3種類、説明付きで準備しました。

キット1 中綴じ 132部
キット2 和綴じ 100部
キット3 フラッグブック 123部
合計355部

会期までにとうてい作りきれなかったので、ワークショップの合間にホテルや会場内のオフィスで、キットを作り続けていました。会場周辺は渋滞し、会場内はまっすぐ歩けないくらいたくさん人が来ていて、たくさんの子供たちがワークショップに来ました。二回来る子もいました。希望があれば、家で作れるようにさらにキットをあげました。ワークショップで作ったのは250人くらいで、あとの100は、ギフトとしてあげました。ほとんどすべての子にとって、最初の豆本でした。私は、UAEで手作りは一般的な趣味ではないように感じました(UAEは1970年代まで奴隷制度があり、今では豊かな家には多くのヘルパーがいて、家事をせずに生活することができます。ハンドメイドの価値にまだ気づいていないように感じました。)手がすぐに動かない子、針を通して糸を通せない子が多く、結べない子も多かったです。すべてが初めての経験でした。私は手を動かして先へ進むようにうながしました。 「良い挑戦をした。自分でこれをしたのよ」と言うと、子供は自分自身を誇りに思ったようでした。

毎日、多くのメディアが私のワークショップにやってきました。私は2つのテレビインタビュー、2つの新聞からインタビューを求められました。そして、より多くのカメラがインターネットニュースのために来ました。大人も私の製本ワークショップに参加しました。教師も教育に興味を示しました。

日曜日の夜、スタッフに緊張が走りました。「首長の娘が来ます」
私たちは彼女のために4席を確保しました。多くの人々がワークショップルームの前に集まって来ました。セキュリティ、オーガナイザー、メディアがやってきて待機していました。
彼女は来ませんでしたが、首長の娘がミニチュアブックを作りたがったので、私は充分成功したと感じました。首長の娘が「私、豆本を作りたい」と言ったのを想像しました。

Sharjah International Book Fairは、世界で3番目に大きなブックフェアです。1982年から、毎年開催されています。 60カ国の1546出版社と238万人の参加で、11日間で56,000,000米ドルの売上(2017年のデータ)。 会場となるExpo Center Sharjahは40,000平方メートルで、来場者は大人40%、10代25%、10歳未満35%です。シャルジャ首長国は、ドバイから15kmにあり、多くの人がドバイに働きに行っています。シャルジャの人々は教育熱心で、シャルジャは本の都と言われています。通りには、ブックフェア「Tales of Letters」のサインがたくさんありました。私はここに招待されて非常に光栄です。私はたくさんの子供たちの笑顔を見ることができてうれしかったです。スタッフと友達になったので、帰国しないように言われましたが、ハグキスで別れました。Sharjah International Book Fairに行けてよかったです。大変でしたが、とても楽しめました。私は自分の中にある日本の心をもっと見つけました。他のジャンルで日本を表現している方たち、たとえば忍者、高砂染め、ライブペイント、折り紙、日本料理、マンガ、中東研究者など、多くの日本人アーティストと友達になりました。彼の地アラビアのデザインは多くのインスピレーションをくれました。日本人の友達が、ワークショップの写真を撮ってくれました。何もかもありがとうございます。小さな本の大きな冒険でした。

シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア

2018年10月27日

アラブに行く前にお知らせ

NHKの海外向け番組Kawaii Internationalに、豆本で出ます。
放送回:#95『Next-Gen Magazines: These Are ZINEs!』
本放送:11月2日(金)9:30,15:30,22:30,27:30 (28分番組)
再放送:11月16日(金)9:30,15:30,22:30,27:30
※世界各国の時差対応で1日に4回放送されます
※上記の時間は全て日本時間です
<放送の視聴について>
NHK World(※海外向けのNHKチャンネル、全編英語放送)におけるライブストリーミング放送で日本でも視聴が可能です。 NHK Worldホームページ国内ではオンラインでのストリーミング視聴が可能となっておりますので、放送時間に上記URLにアクセス頂き、サイト右上の「Live」という部分をクリックして頂ければご視聴頂けます。Live配信ページ
<見逃し視聴サービスについて>
本放送日終了後から、オンデマンドサービスにより 番組ホームページでも視聴が可能となります。
Kawaii Internationalホームページ
トップページ上に写真サムネールがあり、その中にムラサキ色の再生マークがあります。 「VIDEO ARCHIVE」となっており、サムネールをクリックしていただけると 視聴ページに繋がります。 パソコンはもちろん、スマートフォンでも視聴が可能です。 ※端末により視聴できない可能性がございます。

2019年1月20日(日)13:00-15:00 手作りの小函 朝日カルチャーセンター千葉 詳細、お申込みはカルチャーセンターへどうぞ。
豆本
見た目、本のような雰囲気があって、実は函で使えるものを作りましょう。 芯になる紙は、あらかじめ寸法にカットしておくので、組み立てるだけでできます。 表紙の紙は、書籍の雰囲気のある輸入紙数種類からお選びいただけます。 名刺も、これまでにお作りになった豆本も入ります。印鑑が入るような厚みで作ります。キーケースなどにもお使いいただけると思います。ショップカード入れにも。 写真は参考作品です。

2019年2月24日(日)14:00 Le Petit Parisienにて本の修理の会を予定しています。昨年も同時期に修理の会を開催しました。修理箇所の去年からの変化を見て、その他の本の変化も見ます。個人的には昨年のクリーニングからきっとあまり汚れていないと予想しているけれど、実際どうか確認したいです。新たに修理が必要になった本もあるようなので、それも見ます。昨年よりは楽な作業になりそうと予想しているので、参加者は、ご自分の修理の必要な本を持ってきていただいたら相談に乗ります。会の詳細や参加については、日にちが近くなったら、Le Petit Parisienのイベントページが立ち上がる予定なのでそちらでどうぞ。

2018年10月19日

Sharjah International Book Fairに招待されました

世界で3番目に大きいブックフェア、シャルジャ国際ブックフェアの名誉招待国は、今年は日本です。ブックフェアへ、ゲストとして招待されて参加します。
ブックフェアは2018/10/31-11/10の開催です。私は10/31-11/4の5日間、子供向けの豆本ワークショップを行います。
豆本は、和綴じ豆本、お絵描き三角豆本、メッセージいっぱいフラッグブック、ミニハート中綴じ本を作る予定です。
アラブ首長国連邦のシャルジャ首長国へ、豆本を作りに行ってきます。
 >>Sharjah International Book Fair official website(guestの欄に掲載されています。)
 >>ブックフェアを報じたドバイ経済新聞

2018年10月2日

がちゃまめは国境を越えて

豆本がちゃぽん、「散歩」特集が東京堂書店で始まりました。今回は私は入れていなくてオーガナイズだけです。神保町散歩の際には、がちゃっとお楽しみくださいませ。
国際4都市豆本がちゃぽんの展示販売の写真が、香港会場から届きました。とってもきれいです。展示は巡回して、12th - 14th October、台北へ行きます。
豆本
豆本
豆本
豆本
豆本
豆本

2018年9月10日

豆本がちゃぽんに英語ページができました

国際豆本がちゃぽんに参加しています。アメリカでも豆本がちゃぽんに注目されていました。これを機会に、英語ページをオープンしました。これまでも、海外からの方が豆本がちゃぽんをすることはよくあったようなんです。豆本がちゃぽんは国境を軽く越えてる。海外でどんな反応があるのか、楽しみです。
今回、国際豆本がちゃぽんのテーマは hi / hello
2018年9月香港、10月台湾、12月上海、2019年春東京を巡る予定です。
 >イベントページ
 >豆本がちゃぽん英語ページ
2018年9月1日~30日
会場: House by Kubrick (香港)
Address: 5/F, Cityplaza Phase 1, 18 Taikoo Shing Road, Taikoo, Hong Kong
太古太古城道18號太古城中心一期5樓、香港

2018年8月30日

アメリカのミニチュアブック大会に参加してきました

2018年8月10日(金)~13日(日)、ミニチュアブックソサエティの大会に参加してきました。ミニチュアブックソサエティは、豆本のすべての局面に関心を持ち、本の芸術のあらゆる側面を積極的に推進する国際NPOで、本拠地はアメリカです。毎年夏に三日間、アメリカを中心とした各都市でコンクレイブと呼ぶ豆本大会を開催し、メンバーミーティング、豆本コンテスト結果発表、豆本オークション、豆本販売などの他、地元の図書館など本の名所スポットを訪れます。第36回に当る今年は、東海岸ヴァージニア州、ワシントンD.C. の西の、シャーロッツビルで開催されました。シャーロッツビルには、University of Virginiaがあり、その中の図書館にコレクターCaroline Brandtが15000点の豆本を寄贈しただけでなく、Carolineは毎年さらに豆本を買っては寄贈し続けています。図書館の中にはThe Rare Book Schoolがあり、そことVirginia Center For The Bookの二箇所で製本が教えられています。市内には稀覯本も含めた本屋が何軒もあり、参加者いわくBookie Townです。また、第3代アメリカ大統領トマス・ジェファーソンの元邸宅モンティチェロが近郊にあり、読書家であったジェファーソンが考案した、本を一度に三冊読める書見台や、筆記するとペンにつながったもう一つのペンが同時に動いてコピーを取れる機械、そして本棚のすぐ近くにある寝台などを当時のままに見ることができます。本棚の中には豆本もあります。ジェファーソンは、「I can’t live without books.」という言葉(1815)と、首都ワシントンに6500冊以上の本を寄贈して図書館を作ったことで知られています。イギリスがワシントンの図書館を焼いてしまったので、ジェファーソンがその二倍の本を贈りました。
私は2006年、初めて作ったハードカバーの豆本がミニチュアブックコンペティションで日本人初受賞をした後に会員になり、以降毎年豆本をコンテストに送り続け、ニューズレターを受け取ってきました。受賞してすぐ、来年は行く、と思ったのですが、豆本人気で忙しくなってしまい、機会を逸し続けてきました。数年前フェイスブックを始めたところ、会員の方々とつながり、お互いの顔や今の関心事がわかって親しみが増しました。大会には毎年、その都市近郊に住んでいる会員が世話役となるのですが、その方が私の大ファンで個人的な招待状を下さり、私の仕事がちょうど一区切りついたところでもあって参加に踏み切りました。
大会は、主にホテルを会場として行われました。参加者はほとんど皆が同じホテルに滞在し、食事も共にする、いわば豆本合宿です。一日目の金曜は、午後からホテルの前にあるバス停から無料バスに乗って、ヴァージニア大学図書館へ。どっちに向って歩けばいいのかわからないけれど、豆本っぽい気配のする人たちの後ろをついていけばいいはず。受付をすませて記念品一式が入ったロゴ入りバッグを受け取り、Carolineコレクションの展示を学芸員さんの説明付きで見学。書庫では、豆本は10冊くらいずつ立てられる手のひらサイズの保存函に保管されていました。豆本は稀覯本の一部として捉えられています。
豆本
豆本
展示室の隣では本の中身のアイデアを出すワークショップがあり、メモ帳に思いついたことを書き出しました。午後3時からは隣の建物内のThe Rare Book Schoolで、ワインとチーズ、ぶどうなどが並べられ、学校紹介がありました。本を、Virginia humanitiesと位置づけているのが印象的でした。ホテルに戻ると、サロンに本が並べられていて、豆本古書店主の会員さんがマイクを取って、入札式のサイレント・オークションが行われました。同じ部屋でディナーがあり、デザートを終えたら、機構本オークションのプロである会員さんが壇上に立って、ライブ・オークションがありました。食事は、丸テーブルに6席くらいずつ作ってあり、好きな所に座ります。同じテーブルに座った人たちで話をします。一人が話し始め、ひとくさり話すと、質問が少しあり、そして次の人が前の話を受けて話し始めて、私にとってはデカメロンの世界です。19世紀の小説で、かぎかっこの中が長い、数ページ続く、と思ったことはありませんか? それくらいの長さは一人の人が話し、皆はうなずきながら聞くというコミュニケーションです。知らない人ばかりに囲まれて全部英語でどうしよう、と思いましたが、皆がopenでkindなので大丈夫でした。私は初参加でありながらも、ほとんど皆が私のことを知っていました。会いたかったよ、とか、やっと来たね、本を通販で買ったのは私だよ、などと言われて、英語は平均6割理解でしたが、さっそく第二の故郷のようでした。今年の参加者は96人、うち初参加者は15人。その皆が一堂に会して16テーブルでそれぞれおしゃべりするので、サロンは大変な熱気がありました。
翌土曜は、再び別の人たちと一つのテーブルになって朝食を取り、バスツアーでモンティチェロへ。会員さん数人がミニバスを運転してくれました。午後はホテルに戻ってメンバーミーティング。コンテスト発表と賞状授与、残念ながら私は受賞を逃しました。その後は、会の運営をどうするかという事が、プレジデントと呼ばれている会長が議長となり、皆が次々に手を挙げて民主的に話されました。私も、せっかく参加したので、人の助けを借りてちょこっと意見を言いました。
休憩の後、製本家二人による、道具やスライドを見せながらのセッションがありました。これは、豆本の作り方や作品紹介の講義のようなものでした。 そして、ホテルの斜め向かいVirginia Center For The Bookに歩いていき、ワインとチーズ、ぶどうでもてなされて、学校紹介を聞きました。印刷機と活字、新しいプリンタなどが並べられ、中身から本を作っています。ここでも、最初に案内役が話した後は、皆が立ったままわーっとそれぞれに話していました。だんだん、知らない人がいなくなってきて、どの人も一度は話したことがある人になってきました。話し疲れた人から、学校が作った冊子を好きなだけもらい、好きなタイミングで帰っていきました。
豆本
最終日日曜日は、朝からホテルのサロンで設営をして、ブックフェアでした。そのために日本から持って行った私のスーツケースの半分は本でした。全部売れたとしても、そこにまた違う本が入ることはわかっていました。それまでの二日間でいろんな人と話したのが良かったようです。午前中は会員だけの販売で、午後から一般入場もあって販売しました。コンペに応募していた豆本、既刊で形がおもしろい豆本、カタログレゾネ、豆本の作り方の日本語の本などが次々に売れてほぼ完売して終了しました。25ブースが出店し、半分くらいは豆本古書店でした。もちろん売り上げは次々に他の豆本へと消えました。
豆本
そして、最後のディナーです。デザートのチョコレートケーキが出る頃に、The Rare Book Schoolの博士が来て、スライドを見せながら、研究発表を行いました。19世紀頃、シャーロットという名前の女性が、米粒に文字を書く級のものすごく小さな字をぎっしり書ける人で、小さな出版をして人気を博していたという、手書き本の貴重書の研究からわかったことの講演でした。
その後、プレジデントが再びマイクを握り、さまざまな賞の発表がありました。Carolineには花束が渡され、豆本で作った冠がかぶせられました。会に貢献した人への大きな銀色のカップが授与され、今年は会計さんが受賞しました。続いて今回大会に貢献した人への小さな7つのカップは、今回のワークショップ講師、二人のセッション講師、世話役夫婦、研究発表した博士、そして一つは私へ授与されました。初参加でカップをもらうなんて、信じられない!
そして、皆で写真を撮り、ハグをして別れました。夢のような三日間でした。

2018年7月24日

『活版印刷三日月堂』『海からの手紙』豆本

京都精華大学の講演とワークショップには、暑い中、豆本へ熱くお集まりいただき、ありがとうございました。おかげさまで、とても楽しい会になりました。スタッフの方々、ご参加の方々のお一人ずつが、楽しくしてくれましたね。笑顔が私には一番の収穫でした。暑さに負けず、元気に仕事場へ戻ってきました。さて、次の展示のご案内です。豆本新作が出ます。

印刷博物館×活版印刷三日月堂 コラボ企画展
第1期 2018年8月7日(火)~2018年10月5日(金)
第2期 2018年10月10日(水)~2019年1月20日(日)
*第2期から特設展示コーナーが増設
*10月10日(水)~10月18日(木)は部分開館
イベント概要はこちら
豆本 豆本 豆本 ほしおさなえさんの小説『活版印刷三日月堂』に出てくる豆本を作りました。ドライポイント・豆本制作赤井都、活字整版印刷弘陽(三木弘志)、発行ほしおさなえ、限定20部でイベント会場で販売します。三日月堂第二巻のストーリー『海からの手紙』の記述のとおりに、表紙などをデザインして作りました。ですので、表紙にあるのは私の名前ではなく、登場人物たちの名前です。新見南吉の詩の一行ずつに合わせてドライポイントを一点ずつ刷り、一冊の本に14枚のドライポイントと、活版16版が入っています。厚手の版画用紙を和紙で足継ぎした上製本です。
イベントには、印刷博物館入場料300円がかかります。

2018年7月10日

ミニチュアブックソサエティのニューズレター


ミニチュアブックソサエティのニューズレターが届いて、自分が載っていてびっくり。True Legend Miyakoが大会にやってくると書いてあります。日本人で参加は初めてじゃないかな。ミニチュアブックコンペティション受賞者の中でも、本の作り方の著書本を何冊も出していて、ワークショップで人に教えてもいる、というところが評価されています。そして、センシビリティや、クリエイティビティ、西洋の作者にはないユニークさなどがあると。
大会のあるシャーロッツビルの情報が、ホストから詳しく来ました。本の街で、レアブックスクールとヴァージニア州のブックセンターがあって、その二箇所で製本が教えられている。レアブックの古本屋さんもホテルから歩いていけるところに6軒くらいあって、著名コレクターが自分のミニチュアブック蔵書を図書館に寄贈したばかりで、「本の街」なんですって。ブックフェア参加者は、80の出店で、これまでの大会より倍くらいの規模。飲み物とエナジーバーは無料で準備されていて、ミニチュアブックソサエティの会長は無料のホットドックをサンドイッチマンの恰好をして配るんですって。大変なお祭りだー。たくさん豆本を持って行こう。
Book Fair ポスターは、古本屋さんなど市内のあちこちに貼られているそうです。

2018年7月3日

最近は

何をしているかというと、展示合わせの新作で忙しくしています。来月8月から始まる展示参加のご案内、もうすぐ出せると思うので、楽しみにしていてください。新作は限定20部で、ドライポイントと活版印刷による豆本作品です。ちょっと驚いてもらえると思います。夏らしいモチーフなんですよ。ドライポイントをこの枚数刷るのは大変でした。厚手の紙なので、これまでの雁皮刷を見慣れた目には、雰囲気は新鮮です。
アメリカに行くための準備も並行して進めています。こっちの糊が乾くのを待ちながらあっちみたいな。私が大会に参加すると知った方から、既にお問合せをいろいろといただいて、ご期待のほどが感じられ、身がひきしまる思いです。実は、既刊ほとんどが在庫薄な状態でその薄い在庫をかき集めて、できるだけ作り足して、アメリカのミニチュアブック大会での販売に臨むつもりです。なんとかなると自分を信じてます。

2018年6月8日

京都に行きます

2018年7月22日(日)13:00-15:00 京都精華大学情報館BOOK Cafe トーク、豆本づくりワークショップを行います。この機会にぜひ遊びに来て下さい!
豆本

2018年5月23日

素材を小さな本の形にすると楽しい

名古屋でのイベント「そっと豆本、ふわっと活版、ほっこりお茶4」無事に終了しました。ご来場の皆さま、ありがとうございました。丸栄百貨店は閉店となりますが、これからも何か新展開があるかもということで、見守っていてください。ゴールデンウイークの最終日、電車が混んでいて、遠方からだとかえって来られない方もいたのかな。お昼休憩はちゃんと取る時間がありました。それでも私は、たっぷり働いた気分です。
5月は、打ち合わせシーズン。例年、この時期に新しい企画やお問合せをよくいただきます。たぶんそんなリズムで皆さまが動いているからでしょう。返答をしたり、サンプル紙を取り寄せたり、試作を作ったり、そんなことで充実した制作時間で、頭と手がいっぱい動いています。買い物が今週はもう少し必要です。ボンド切れと、紙の買い足しと。
8月はアメリカに行くので、そのための販売品も今のうちから合間を見て作っておかないと、急の間には合いません。合間って、いつ? 今? と自問しながらやっていきます。きっと売れるあれとあれを作る。実は在庫はかなり品薄です。おかげさまで、ありがとうございます。ミニチュアブックソサエティのコンクラーベに初参加するせっかくのチャンス。私の豆本をアメリカに置いてこないと。

2018年4月27日

布の手触りを手のひらにくるんで、小さな本を作ってみよう

「そっと豆本、ふわっと活版、ほっこりお茶4」が名古屋丸栄8階で始まりました。5月6日(日)、ゴールデンウイークの最終日に豆本ワークショップをします。先週、朝日カルチャーセンター千葉で作ったのと同じような布表紙の折本を作ります。千葉では2時間で箔押しもしたのですが、6日のワークショップは、40分というお時間で作ってもらうため、箔押しはこんなふうにしてしましたよーと説明をして、既に箔押ししたものが出てくる料理番組風の展開で、作ってもらいますね! 10時から18時まで受付しています。

2018年4月5日

ゴールデンウイークに活版豆本イベントをします

2018年4月26日~5月16日 「そっと豆本、ふわっと活版、ほっこりお茶4」

風薫る五月、今年も8階茶道具売場にて、豆本と活版印刷の展示販売会と ワークショップを開催致します。 会場には赤井都による豆本作品と、Bird Design Letterpressによる活版 作品とステーショナリーが並びます。 繊細な技術による作品と、特別開催のワークショップをこの機会に是非 お楽しみ下さい。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
会 期:2018年4月26日(木)~5月16日(水) ※最終日は16:00まで
※5月12日(土)、13日(日) 活版ワークショップ
・ローマ字名とワンポイントを入れたメッセージカードを活版印刷
・2,000円(税込) 予約不要(随時受付) 所要時間約20~30分
※5月6日(日) 豆本ワークショップ
・赤井都のオリジナル超短編を「布表紙のアコーディオン折」豆本にします。
・3,240円(税込) 所要時間約40分 予約優先(予約・問合せ052-264-5387)
会 場:あーと・すぽっと(丸栄8階茶道具売場 名古屋市中区栄3-3-1)
出展者:赤井都、Bird Design Letterpress
協力:andantino、弘陽(三木弘志)

DMはこちらです

2018年3月20日

ルビ付き活版の小さな手製本

たくさんのご参加ありがとうございました。東京都人権プラザ企画室『世界人権宣言』に親しみながら豆本を作ってみよう、なんと33人もの方が参加されて、楽しく手を動かして小さな本を作り上げました。オリジナルキットを使用しても、自分だけの一冊になったのが、手づくりの不思議ですね。皆さまの笑顔、ありがとうございました。私の一冊はたとえばこんなかんじでした。私が当日作った本は展示もされるそうなので、近々立ち寄る機会がありましたら覗いてみて下さいね。

豆本ワークショップ 豆本ワークショップ 豆本ワークショップ 豆本ワークショップ
さて、東京堂書店での豆本委託販売は、この3月をもちまして終了します。長らくありがとうございました! ずいぶんたくさん売っていただき、買ってもらって、ご縁をありがとうございました。
そして、昨日はLe Petit Parisienへかがり台を寄贈してきました。立派なかがり台、人から人へ引き継がれ、プチパリが私の後の4人目の持ち主さんになります。企画展示のない時には、奥の工房から手前の図書室の方へ出すこともあるとか。大きな本のかがりにぜひ参考にされて下さい。

2018年3月1日

小さな蔵書票ブックケースと、大きな本の修理

文庫本に貼る小さなサイズの蔵書票のご注文をいただき、函つきで作ってみたりしていました。活版印刷や函づくりって、楽しいものです。綴じがあると本だけれど、綴じがなくても楽しめてしまいます。この函は天地11cmで、蓋はマグネットで吸着します。

さて、大きな本の修理と保存を一年ぶりに、曳舟で行いました。一人だと大変なので、今回はボランティアを募って、5人+見学の方、記録係さんなどにご参加いただきました。
こんなふうに、背の外側や内側が切れてしまっていたりしていました。製本テープで持ち主ご本人が応急処置を施されたものは、逆側の見返しが切れてしまったという、修理が修理を呼ぶパターンになってしまっていたので、製本テープは取り去り、和紙を入れました。背がぱかっと外れたものには、クータを入れてから、背を戻して接着しました。





19世紀のハードカバーの本の多くは、180度開くと、表紙や見返しが切れてしまうという構造をしています。180度開いても大丈夫な本が作れるようになったのは後世のことです。本のオーナーの意向としては、できるだけ当時の装丁を残したいということがあり、180度開かなくても安全に読書できるように、この一年間で、書見台とリーブルシュポールを書斎に備えました。19世紀的不便さも楽しみながら、読書します。ただ、どうしても、外側に和紙が見えてしまう修理になったものもありました。そこで、二週間後にまた集まり、修理の糊づけの結果などを確認し、和紙を染めました。



和紙のクータも、見事に入りました。これらすべて、参加者さんたちの手仕事です。私は指示しただけです。見学のつもりだった方かもしれないけれど、手すきには仕事を申し付けて、書庫の外で、「べっぴんさんクロス」で本の小口などを拭いてもらいました。けっこうクロスを黒くする本もあって、びっくり。埃は酸性物質で本を傷めるので、除去すると良いです。土曜日を二回使った作業で、壊れかけた9冊の本が修理されて読める形になり、二段の本棚の本が、ピカピカに拭き上げられました。今年はひとまず、良かった良かった。でも本棚にはまだたくさん他の本も入っている。また来年!


2018年2月21日

豆本ワークショップのお知らせです

2018年3月17日(土)13:30-16:00 東京都人権プラザ本館1階セミナールーム 『世界人権宣言』に親しみながら豆本を作ってみよう
参加お申込みはこちらから
弘陽さんに行って、立ち合いのもと、活版印刷の文章と表紙、できてきました! 色の遊び紙がたくさんと、中身のある小さな本を作ります。色は、ビビッドな色や、パステルカラーなどから選べます。
豆本ワークショップ

2018年4月22日(日)10:00-12:00 朝日カルチャーセンター千葉 はじめての豆本
布表紙の折本を作ってみましょう。ゆっくりとした大人の時間、手を動かして小さな本を2時間で仕上げます。
参加お申込みはこちらから
豆本ワークショップ豆本ワークショップ

2018年2月9日

立春と豆本と手製本と活版と

 Le Petit Parisienでの展示、盛況に終了しました。ありがとうございました。明日は同じ場所で本の修理イベントをします。こちらも順調に参加者が増えているようで、ご関心ありがたいかぎりです。
 さて、ここしばらく、どう過ごしていたかというと、アリス特装版のオーダーをいただいて、製本をしていました。集中力を要する時は、脳内に静けさが必要で、インターネットは断っていました。
豆本生活
 もちろん、豆本を作ると私も肩が凝ります。ストレッチの本を、ハンズフリーで見られるように、製本し直しました。ページをばらして、和紙でページの間をつなぎ、折丁の形にして、針と糸で真ん中を綴じれば、快適に使える、私のための本が出来上がりました。本の改装は、その本を作った人たちに申し訳ない気もして、これまであまりやらなかったのですが、本の利用者として一冊の本に向き合った時、これもありだなと実感しました。
本の改装
本の改装
本の改装
本の改装
本の改装
 お茶の間にあっても違和感のない、インテリアとして見られるようにと思うと、本のタイトルは表紙に入らなくてもかまわなくて、無地の茶色の革や、緑の布がいいなと思いました。
本の改装
 リア充で写真をためてしまいました。『大人の科学マガジン 小さな活版印刷機』に豆本『雨ニモ負ケズ』が掲載されています。
本の改装
本の改装
 そして、3月17日午後の東京都人権プラザでの豆本ワークショップのチラシができてきました。お申込みは東京都人権プラザへの電話、またはホームページで2月13日から3月2日までの間にどうぞ。豆本は、活版印刷の人権宣言からの一文に、お好きな色紙を数枚重ねて、真ん中を針と糸で綴じます。開きやすく丈夫な、洋本の基本スタイルの中綴じという形で作ります。お子様でも大丈夫なように、オリジナルキットを準備しています。昨日、『大人の科学』にも掲載の弘陽さんに行って、金属活字版印刷の打ち合わせをしてきました! 良い本ができそうですよ。
本の改装

2018年1月16日

まだ見たことのない本がここにあります

Le Petit Parisienでの展示が始まっています。今月28日まで。搬入をして、すごく素敵になったので、かなり安心して、また自分の机に戻って仕事を進めていました。充実しています。
曳舟で展示
 木曜定休です。今週金曜19日は19:30から雑談会をします。お気軽にいらしてください。『一千一秒物語』のテキストの作者である稲垣足穂の話が聞けます。
曳舟で展示
 お手に取ってご覧いただけます。作品はすべて販売しています。
曳舟で展示
 窓際に、種田山頭火の抜き刷りも置きました。
曳舟で展示
 古書と小さな本との相性も良い眺めです。小さな引出しの中に、版を入れたので、中を覗いてみて下さい。
曳舟で展示
 蔵書票、一枚ずつパッケージしました。蔵書票は東京堂書店でも今買えます。
曳舟で展示
 タルホ本のいろいろが、手に取って見られるという贅沢空間です。点数が多いので展示替えも前半後半あるそうです。
 さて、私事、年末年始で、いつもの課題、仕事部屋を片付けるという目標をようやく達成しました。使いやすくなってますます充実です。
 そして今年2018年ですが、2月には展示と同じ場所プチパリで、本の修理のイベントをします。お手伝いしてくれる方を募集します。詳しくはプチパリのfacebookを今後見ていって下さい。
 3月、4月、5月には、豆本ワークショップを、それぞれな場所で予定しています。4月末からゴールデンウイークには、「そっと豆本、ふわっと活版、ほっこりお茶」も始まります。東京堂書店の常設は3月末までの予定です。夏には、アメリカのミニチュアブックソサエティの大会に参加してきます。自宅教室、続けていて、好評です。ざっとそんなところで、本年もよろしくお願いいたします。