豆本がちゃぽん出張版・言壺活版豆本
2010 言壺 各100円
『For You』約H40×W40×D1mm, 8pp., 1g（初刷表紙朱インキ / 2刷表紙紫インキ）150部
『Thank You』約H40×W72×D1mm, 8pp., 0.5g（初刷インキ紺 / 2刷インキ緑）200部
『Asterisk』約H38×W22×D1mm, 8pp., 1g（初刷インキ墨 / 2刷以降金など）150部
赤井による活字組版を、自宅の中古機で手動活版印刷。印刷実験として、紙替え・色替え多数。豆本がちゃぽんなどで販売。
For You (normal edition)/ Thank You / Asterisk
Miniature books, letterpress, 2010, 150 copies each.
『For You』『Thank You』『Asterisk』
▲クリックで画像拡大します。▲
デザインから組版・印刷・製本まで全てを赤井都の手で行いました。
豆本がちゃぽんで一つ100円販売しているものです。形の精度には2mm程度の幅があります。ご了承のうえお求め下さい。
通販では、3冊セット300円（中身は選べません）、作品指定1冊300円で販売します。
作品指定の場合、色の御希望もどうぞお書き下さい。必ずしも御希望に添えないことがありますので、御指定に幅を持たせる（青系・赤系・薄い色味希望など）か、第二希望くらいまでお書き下されば安心です。
コメント欄に「カプセル不要」とお書きくだされば、カプセルなしで送料80円でお届けします。
『For You』
使用活字
本文 バンハードモダン10.5pt、花形活字5号1/2
表紙 バンハードモダン10.5pt、明朝5号
組版協力 三木弘志（弘陽）
使用紙
本文 書籍用紙（OKソフトクリームバニラ四六67kg）
表紙 ファンシーペーパー（星物語・バナナ、アトモス、ファーストビンテージ・ブルーグレーなど）、OA和紙
使用インク
本文 墨
表紙 第一刷：朱と墨の混色 第二刷：紫
作品サイズ
縦約40mm、横約36mm
製本
糸とじ
『Thank You』
使用活字
本文 バンハードモダン10.5pt、明朝5号
表紙 バンハードモダン10.5pt、明朝5号、花形5号
使用紙
本文 「紙工房たかの」の和紙（しぼり染め、杉皮入り、キラ入りなど）
表紙 「紙工房たかの」の和紙（しぼり染め、杉皮入り、キラ入りなど）
使用インク
本文 藍
表紙 第一刷：藍 第二刷：緑
作品サイズ
縦約35mm、横約70mm
製本
糸とじ
『Asterisk』
使用活字
センチュリーオールド6pt,12pt、明朝6pt、約物8pt、花形活字5号
使用紙
まんだら（6色）、むらざと（きずき）
使用インク
墨
作品サイズ
縦約38mm、横約22mm
製本
無線とじ
完売しました
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※豆本がちゃぽんで一球100円で販売しているものです。形の精度には2mm程度の幅があります。ご了承のうえお求め下さい。
作品履歴
2010/4 『For You』第一刷（表紙文字が茶色）制作。「豆本がちゃぽん第17集」（東京堂、東向島珈琲店）。活版凸凹フェスタ2010に出品。
2010/5 ようやくウェブサイトを更新する時間ができ、通販ショッピングカートに入れた。
2010/7 『Thank You』第一刷（表紙文字が藍色）制作。「豆本がちゃぽん第18集」（東京堂、東向島珈琲店）に入れる。
2010/10 『For You』第二刷（表紙文字が紫色） 「豆本がちゃぽん豆本カーニバル出張版」（東京古書会館）と通販販売。
2010/12 『Thank You』第二刷（表紙文字が緑色） 『Asterisk』第一刷（本文墨） 3種合わせて「豆本がちゃぽん出張版・言壺活版豆本」（東向島珈琲店、活版工房喫茶室）販売、通販。『Asterisk』は「豆本がちゃぽん第20集」（東京堂、有隣堂厚木店、東向島珈琲店）にも参加。
2011/4 完売
Making
『For You』Making
折って、糸で綴じ、デザインカッターでハート型に切っています。
『Thank You』Making
折って、糸で綴じています。
『Asterisk』Making
折って、地を化粧裁ちし、切れ目を入れ、折りたたんで本の形にしています。
印刷機について
玄関にテキンを置いています。日本製の中古機で、私が四代目の持ち主のようです。元は種屋さんが種袋を刷るために使われていました。種屋さんがMacを買ったので、和本屋さんが譲り受けました。和本屋さんが小さい家に引っ越すので、私が譲ってもらいました。付属品のスダレケースには「昭和十年」と墨文字が。
アダナと同じ、プラテン式活版印刷機、通称「テキン」です。むろん自動紙送り機なんてついていないので、紙は一枚ずつ手差しです。左手でハンドルを引いて、一枚ずつガチャンコ刷ります。機械は40kgあるので畳に上げられず、玄関のタタキに置いています。使用時には周囲を汚さないよう、適当に布を張り巡らしてインクこぼれをガードしています。
組版は「積み木と一緒」。文字のない空白には、字間を埋める「クワタ」や行間を埋める「インテル」がぴっちり入っています。この組版を印刷機に取り付けるためには、枠（チェース）に入れ、版のチェースの隙間は木ぎれなどで埋めて、金具で締めます。刷り位置の調整や、刷りむら取りなどに時間がかかることがあります。
実際に印刷しているようすです。（モデルは印刷実験につきあってくれている「山猫や」さん）
1-印刷する紙を一枚差し込み…
2-左手でハンドルを引くと、紙と、インクのついた組版がくっつきます。同時にローラーがインクのついた円盤にのっかります。
3-手を放すと、インクのついたローラーは組版の上を通って止まります。印刷された紙を取り出します。これで一枚刷れました。もう一枚刷るためには、1に戻って繰り返します。
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