MBS Award Winner Miyako Akai's Miniature Books
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籠込鳥 Cagedsold_out

Caged
2006 Miniature Book Competition Distinguished Book Award Winner
Miyako Akai and Takayuki Nakamura
2006, 20 copies (limited)
The book is encased in a cage made of bamboo. The text is in two languages, laser printed on Japanese paper, Gettoushi, with gold touches. It is illustrated by five wood engravings by Nakamura on Gampi paper. The covers are of dark blue paper with gold letters added by heat-adhesion. The book sits on a wooden easel. A fantastic story of a bird-like being.

(かごめどり)/ミニチュアブック協会特別優秀賞受賞作品/文:赤井都 木口木版:中村高之/H45×W54×D45mmの籠入り(32g), 本H38×W43×D13mm(12g), 66pp./竹籠入り糊綴じ角背上製本、中村高之による木口木版挿画5点入り、英文抄訳付、限定番号入り、受賞記念版画付、紙函入り 表紙本文ともレーザープリントにアイロン箔押/のり綴じ(頁全面のりづけ)/限定20部/2006年5月発行/18,000円
2007/4/23完売


豆本:籠込鳥
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アメリカに本拠地を置くThe Miniature Book Society.Inc(ミニチュアブック協会)は、1983年オハイオに設立され、豆本・ブックアートを追求してきました。その一環として、毎年全世界から3インチ以内の新作豆本を募集。アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、スペイン、チェコ等各国から寄せられた豆本を、ブックアートやアートの専門家たちが審査。オリジナリティ・内容を反映した適切なデザイン・アピール・クラフトマンシップを、印刷・デザイン・画・製本の観点において評価し、三作品を特別優秀賞として選出します。特別優秀賞の三作品の間に順位はなく、これが最高賞となります。22年の歴史のあるこの国際豆本コンペで、日本から初受賞しました。選評では、「あらゆる面にわたってクリエイティブ」と評されました。
受賞を伝えるメール日本語訳 ◆PJニュース「日本の“現代豆本”が国際コンペで初受賞!」


豆本:籠込鳥
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miniaturebook:CAGED

手のひらのくぼみに乗る、小さな籠に入った豆本です。なぜ籠に入っているのかは、本を読むとわかります。

豆本:籠込鳥

よく磨かれた四角い竹籠の中に、青い表紙の豆本が入っています。籠は約5センチ四方、本はマッチ箱くらいの大きさ。

豆本:籠込鳥

両サイドの菱形のピンを抜きます

豆本:籠込鳥

籠の上部を蓋のように取ります

豆本:籠込鳥

本を台座から取り出すと、ラテン語の扉文が現れます「鳥は飛び去り、書かれたものが残る」

豆本:籠込鳥

本を開けると、見返しは黒。黒の上に黒で、絵が浮かび上がります。黒の見返し紙には細かな銀の粉が散っています

豆本:籠込鳥

小さくても読みやすいレイアウトに驚かれることが多いです。本文紙は植物の繊維がところどころにすきこまれた生成りの和紙(月桃紙)です。黒の本文文字は、角度により金が光り、ページをめくるたびに、キラリキラリと光が羽ばたく効果が生まれています。一冊ずつ紙の中の繊維とまだら金箔の入り方が少しずつ違うため、一点ものの装丁となっています。

豆本:籠込鳥

背表紙

豆本:籠込鳥

左側の表紙

豆本:籠込鳥

表紙を左から開くと、英文「CAGED」が始まります。思い切ってシンプルな言葉で訳された英語バージョンは、7ページにわたっています

豆本:籠込鳥

挿画は全部で5枚、版画家 器用貧房製の木口木版。極薄の雁皮紙に刷られた版画が挿入されています。インク色は黒かセピア。このストーリーのために彫り上げられ刷り下ろされた版画。

ストーリーは、4000字からなる濃くて短い幻想小説。
『 昼明熱に浮かされ漂う夢の中で、私は昔のとおりの私である。背に大きな翅を広げ、山と空の境に流れる梢際風をどこまでも滑っていく。背で光含翅はここちよくしなり、頬に当たる風が砕けたかけらとなって、ひやひやと肩にこぼれてゆく。』・・・
 鳥族の女性が、羽を射られて墜ち、拾われて籠に入れられて飼われます。『私』を拾った『主』は、『私』を夜ごと愛で、『私』の好きな物を数々持ってきます。まるで捧げ物をするかのように。しかし『私』は、失った羽を、飛べなくなった空を恋しがるばかり。そしてある夜・・・。闇に漂う花の香り、そして血の匂い。ひりひりとする大人の残酷な童話、ロマンチックな結末。
am8-3(2009)に全文収録。

 英文は、物語の骨子をシンプルに伝えます。
Shot in the air I fell
Hard was the ground that broke my wings.
I felt myself bleed, I saw my death.
That night a man found me
and took me into his cage.
Gently he mended my wounds
But his love does not my wings back. ...

奥付に番号が入ります。20部限定
豆本:籠込鳥

受賞記念プレゼント

'Miniature Book Society Distinguished Book Award 受賞記念'
special_gift

「籠込鳥」をご購入されると、記念版画をプレゼントします。


販売について

店舗での購入と、通販購入が可能でした。2006年12月No.11まで販売済、2007年3月No.18までご予約済(20部限定)。2007/4/23完売しましたsold_out

豆本:籠込鳥

初売り中目黒アートバードで1部販売。高円寺ノラや新春「マメBOOKS」で2部販売。 また、茶房高円寺書林店内中央のアンティーク標本ケースでは見本をごらんいただけました。渋谷『月箱』のレジ前、昭和アンティークの天開きガラスケースで1部販売しました。他は通販で。

豆本:籠込鳥

通販では、愛蔵用箱を、さらにクッション材と共にボール紙の箱に入れて、防水ビニールをかけ、クラフト紙でくるんでいます。まず壊れたり、濡れたりすることはありません。ご安心ください。お届け一週間以内の万一の籠の破損については、交換に応じます。お取り扱い中の事故など、ご遠慮なくご連絡ください。
送付には書留(通常料金140円+書留料金420円=郵送料計560円)、時間指定のできるゆうぱっく(地域別料金表60サイズ)を推奨しました。
通販の別のチョイス: 器用貧房サイトからも通販できます。器用貧房サイトからお申し込みいただくと、籠の釣り紐は、白のオーガンジーリボンではなく、書籍用の黄色い綴じ糸となります。お好きな方をどうぞ。


第一版(2004年発行)との違い
日本語文章は初版と同じですが、今回の第二版では、木版画が5点入り、英語抄訳がついています。籠は小さくなり、本はハードカバーに。

■制作について
版画:この物語のために制作された新作挿画。雁皮紙。(中村)
印刷、製本:植物繊維入りの薄い和紙にレーザーで片面印刷して裏面を貼り合わせた、経本折。文字の上にはまだらに金箔を押しました。(赤井)
抄訳:原文に比べ思い切って短く、シンプルな英文にしました。(ハーブ)
籠:既製品のバリを取って磨き上げ、台座をつけました。(中村)
箱:愛蔵用の箱を作って納めました。(赤井)


作品履歴
2006.1.29/ まめまつり会場で、かつて通販で『籠込鳥』第一版を購入してくれていた方と思いがけず会う。毎年下さる賀状が芸術的な版画だったのも納得、会場で豆版画を販売されていた。
2006.2.24/ その方とやりとりが始まり、『籠込鳥』再販の話が大きく動き出す。USAのMiniature Book Society Book Exhibitionに出品すべく3インチ(7.6cm)以内で、版画をつけてコラボレーションで、という計画。 3月4月、籠探し。籠に合って物語も読みやすい本のデザインを模索。一方で版画制作。その傍ら抄訳依頼。2ヶ月がまたたくまに過ぎ、その間、計70通ほど長文メールが飛び交い、籠や本が郵送で幾度も行き交う。応募期限ぎりぎりに完成、無事受理される。現在審査中。
2006.7.22/ 第二版「マメBOOKS」で初売り。限定二十部です。高価にも関わらず一つ売れました。ありがとうございます!
2006.8.22/ お待たせしました。通販を開始します。
2006.9.10/『籠込鳥』が、The 2006 Miniature Book Society Competitionで受賞しました! コンテストはMiniature Book Society主催でアメリカで開かれていて、全世界から応募があります。毎年3点のDistinguished Award Winner Booksが選ばれますが、その一つに、なんと選ばれました! Miniature Book Societyの、22年間の国際コンペの歴史で、日本からの受賞は初めてだそうです。
2007.4.20/完売しました。ありがとうございます。


『籠込鳥』(第二版)に寄せられたご感想の一部です

mamebook松本楽志さんよりmamebook
(受賞に寄せて)
 国際コンテストでの受賞おめでとうございます。おまけに初の日本からの受賞という快挙。あの完成度なら当然という気もいたしますが、文字だけではない三次元に広がる物語の造形の佇まいは言語に依存するものではないということが分かったこともまたすばらしいと思います。
 ほんとうにおめでとうございます。

mamebook砂糖子さんよりmamebook
(受賞に寄せて)
すごい快挙ですね。本当におめでとう!!!
赤井さんの才能は日本ではなくて世界向けなのでしょうね。

mamebookタカスギシンタロさんよりmamebook
(受賞に寄せて)
 おめでとうございます!
 籠込鳥が飛び立ちましたね。籠のまま。
 審査員たちはきっと、籠を含めた全体のものがたり性にやられたんでしょう。金箔が押してあったりしてちょっと東洋的な雰囲気も感じてもらえたのかも。
 ともかくすごいすごすぎる。

mamebook岡田若菜さんより mamebook
(受賞に寄せて)
おめでとうございます!
すごい、素敵!
これからの活躍もご期待しておりますよ〜!
努力した分報われるとゆー光景は、滅多に身近な現実では見かけないので、それだけですごい嬉しいです♪
と、よーく考えますと、まともに会ったこともないのに、名古屋で喜んでます♪
(サイトの)静止画と(NHKの)動画でしか観たことない私が言うのはなんですが、
赤井さんの豆本は、形態自体に物語性があって、
その点が他に類をみないんじゃないでしょうか。
『籠込鳥』の写真をみると、ベッドの上に吊してみたいなーと、
私なんぞは思います。豆な本がぱたぱた飛んで逃げてゆくとこ
想像して寝るのって、楽しそうです(笑)

その他にも多数のメッセージをいただいております。ありがとうございます。

『籠込鳥』(第一版)に寄せられたご感想はこちら


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