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上の写真は、実物大以上に拡大した画像です。
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5/12 特別講座コミュニティカレッジ(池袋)スイーツ豆本 >>
6/3 特別講座アトリエ111(三鷹台)小口染めノート >>
『そっと豆本、ふわっと活版』
赤井都、Bird Design Letterpress 協力:活版工房
会期 2012年9月6日(木)〜12日(水)10:00〜20:00、最終日のみ18:00閉場
会場 三省堂書店 神保町本店 1階正面エレベーターホール
2012/4/10、通販ショッピングカートに入ったもの、東京堂に出て行ったものなど、各作品ページの情報を更新しました。『MAHO NIKKI』11番冊をショッピングカートに入れました。 >>
2012/3/30、取扱店の東京堂が新装開店しました。 >>
2012/3/1 『カタログレゾネ』の製本待ち時間が解消しました。 >>
2012/2/ 夏から作っていた作品たちを通販ショッピングカートに入れました。 >>
2012/1/ 『手づくり製本の本 こだわりの作家もの+作り方』全国書店で発売 >>
2011/12/ 『凪のゆくえ』ハードカバーをショッピングカートに入れました。 >>
12/8 『物語のルミナリエ 異形コレクション』全国書店で発売>>
2011/9/ 全部の作品ページをここコトツボドットコムに移転完了しました。お手数ですがhttp://miyako.cool.ne.jp/からのリンク、ブックマークの変更をお願いいたします。
手のひらに乗るくらいの小さな本の歴史は、書き言葉と同じくらい古く、各民族がそれぞれ、その時代の製本様式で小さな本を作ってきました。4000年前の小さな楔文字の粘土板(約4cm)が、古代メソポタミアの遺物として残っています。日本では8世紀(奈良時代)に高さ約6cmの豆巻物が百万部も印刷され、高さ約45cmの塔の容れ物に入れられました。これは世界最古の印刷かつ大量生産の「百万塔陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)」で、豆本でした。一方、西洋では、15世紀頃に洋本の形で作られた手描きの祈祷書が今も残っています。1455年にドイツでグーテンベルクが活版印刷を始め、1501年までに活版印刷された物をインキュナブラ(incunabla)と呼びますが、インキュナブラの中にはベニスで印刷された高さ約7cmの聖母マリアの本もあります。
活版印刷以降の500年間、欧米では数千種類に及ぶ小さな聖書や娯楽の本、ドールハウスの本、誕生日や暦の本などが作られました。日本では江戸時代に漆箱入りの源氏物語の一揃いなど、雛道具としての豆本のほか、着物の袖に入れて気軽に持ち運べる、実用や遊びの本「袖珍本(しゅうちんぼん)」がたくさん作られました。これらは和綴じの本でした。
このように、人間の本の歴史と共に、小さな本はありました。この頃の本は全て手作り。小さな本は少しの材料ですみ、持ち運びもしやすい利点がありました。けれど、実用の用以上に、世界各国で豆本に凝ってしまったのは、小さな本の持つ魅力のせいでしょうか。
豆本クイズ <うそ?ほんと?>
豆本は月に行って帰ってきたことがある
世界最古の、紙への印刷物は、豆サイズだった
アラビアの砂漠には、何千という豆コーランが埋もれている
豆本は、19世紀イギリスの出生率を下げる原因となった
表紙が金銀宝石で覆われた豆本が17世紀にパリなどで作られていた
イギリスのメアリ女王がウィンザー城に建てたドールハウスの中には、豆本図書館があった
ナポレオンは遠征の途上、豆本を携行し、当時流行の文学作品を読んでいた
アブラハム・リンカーンの奴隷解放宣言は、当初豆本の形で発行された
フランクリン・D・ルーズベルト大統領は、豆本コレクターだった
ピカソの筆による豆本が存在する
ポール・マッカートニーが「ヘイ ジュード」の歌詞をペン書きした豆本がチャリティオークションに提供された
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全て本当のことです。 |
19世紀イギリスの祈祷書。毎日一段落ずつを読む。活版印刷。
袖珍本の例。手前は西南戦争の歌で、ページ半ばにキセルの焼け焦げの跡があり、宴席で使われたことを伺わせる。表紙は色刷り木版。奥は明治時代の図案集、木版一色刷り。手書きで墨や朱が入れられ、図案集として実際に使用の痕跡あり。
昭和日本の豆本の例。 |
さて、これまでの豆本制作の歴史では、有名作品を縮小したものが多く作られてきました。しかし今、日本で、赤井都が作るのは、オリジナルの物語を小さな本にしたものです。物語を書き、そのイメージからデザインを起こして、ふさわしい装丁や素材で形にし、手のひらの上に軽やかに自由に乗る、一つの世界。ささやかに小さく、ぎゅっと内容が詰まった小さな本です。近づいて手にした人だけが、中を読むことができます。大きな本は大きな声で立派に語るけれど、小さな本は小さな声であなただけに囁きます。
>>赤井都プロフィール
>>制作へのこだわり
「豆本とは」参考文献 |
大きな本の歴史 |
![]() 日本の古本屋「私の稀覯本(きこうぼん) 豆本とその周辺」で検索。古書の豆本そのものもいろいろ購入可能。 |
![]() 中学生の国語 一年 資料編(三省堂、2012年)「豆本を作る」に赤井都が執筆協力しました。 |
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