2010 言壺 80部
完成サイズ約H75×W50×D9mm, 80pp., 約15g
未綴じ 1,500円
am7-5のような革表紙のロングステッチ豆本を、ノートにアレンジして作ることができるキット。表紙はディアやピッグなど。
「革表紙の豆ノートを作る」(自由が丘、2010.2)で初めて使用。
Long-stitch Workshop Kit
Miniature book kit, cover material is leather, 80 copies.
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赤井都の豆本オリジナル製本キット『革表紙の豆ノート』【2010/7 お待たせしました。再度、追加制作できました】【2010/10 在庫僅少。完売終了の予定】
『豆本づくりのいろは』その7「革表紙のソフトカバー豆本」(ロングステッチ)
56〜61ページを参照して
縦70mm、横40〜45mmの豆本を一冊作ることができる材料が入っています。
ノリをいっさい使わないで作ることができるので、見かけより実は簡単です。
糸かがりに使う、先端が丸い針と、細い麻糸はキットに入っています。
通販、東京堂、イベントなどで販売しました。
◆革について
ディアは、厚みがあって柔らかくふんわりしています。革の裏側を表にして、バックスキンで作るとかわいいです。長く愛用してほしいので、初心者キットでありながら、とても上質の革をセットしました。(今後の入荷は未定)
ピッグはしなやかで薄く、やさしい手触り。これもバックスキンはおすすめです。
◆紙について
本文紙は、ほのかなクリーム色の書籍用紙。見返しの紙は、中性紙のプリント紙をカットしました。重ね方の順番や向きで個性が出ます。自分だけの手のひらサイズのノートを作ってください。
●入っているもの
表紙用革(荒裁ちした状態)
帯用革(荒裁ちした状態)
本文紙(書籍用紙…8枚:16ページ4折分)
見返し紙(4枚:2枚1組で2組分)
綴じ糸(麻)
革工芸用手縫い針1本
●自分で準備するもの
『手で作る小さな本 豆本づくりのいろは』河出書房新社刊
基本の道具一式(『豆本づくりのいろは』10ページ参照)
プレス道具(『豆本づくりのいろは』32ページ参照)
もし入れたければ、お好みで、刻印や色箔
【作例】
表紙は裁ちっ放しの革。帯も革。色の組み合わせはいろいろ。(作例はカーフ、ピッグ。)
革の厚みなども一冊ずつ微妙に異なっていて、世界に一冊だけのノートになります。
背表紙の外側に、かがり糸が直接出てくるデザインになります。
糸は、白と生成りかどちらか。
帯はかがった後で、ピンセットか針先などを利用して差し込んで通しています。
柔らかい手触りの革を開くと、模様と色が組み合わさった見返し。
模様と色の種類はいろいろあります。
本文は、目にやさしいほのかな薄クリーム色。ふんわりした感触の上質紙です。
ワークショップ
2010/2/20(土)エッケプンクト
21(日)エッケプンクト
4/24,25世田谷アートフリマvol.13
エッケプンクト(自由が丘)では、いろはと革キットのセットを販売しました。
![]() 完売しました |
●作り方
1 『豆本づくりのいろは』58ページのように、
白い紙を折り、2枚1組の折丁を4つ作る。
重い本の下で二晩プレスし、折目を落ち着かせる。
2 見返し紙を2枚ずつまとめ折りし、同様にプレスする。
3 1を、仕上がりサイズの縦70mm、横45mmに1折ずつ化粧断ちする。
(型紙を作るとやりやすい)
4 表紙の革で本の中身をくるんでみて、革の使う側(表・裏)などを
決める。装飾をする場合は、ここで箔押しやコラージュをするが
そのままでも充分きれい。
5 カッターで本文と見返しに、綴じ糸を通す穴をあけ、
表紙にも切り込みを入れる。(60,61ページ参照)
6 麻糸で、本文を表紙にロングステッチでかがりつける。(61ページ参照)
(糸はこすれると弱るので、革のエッジでこすらないよう注意する。
ろうそくなどに糸をすりつけて、ろうびきしてから使うのもよい。)
7 革ひもを、本の背のかがり糸の下に通し、
ページの天の袋をペーパーナイフでカットして、できあがり。
(写真参照。ここは『いろは』でのひもの通し方と異なります。)
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【豆本作りキット】 |