MBS Award Winner Miyako Akai's Miniature Books

memoなぜ豆本を作り始めたのですか? あなたにとって豆本とは?
memo赤井都 略歴

 

なぜ豆本を作り始めたのですか? あなたにとって豆本とは?

 自分で書いた物語をそれにふさわしい本の形にしたいという思いから、本づくりがスタートしています。
 香港ブックアートフェスティバル2015 赤井都パブリックトーク 
 名東高校地域ふれあい講演会2013 手で作る小さな本の楽しみ
 >>small_book_icon言壺のものづくり

 

赤井都 略歴

バックグラウンド
名古屋市立名東高等学校出身。
1997年豊橋技術科学大学 建築・都市計画専攻(大貝彰都市地域計画研究室)。工学博士。
在学中より小説を執筆し、「すばる文学賞」最終候補(1998)、実業之日本社「チャレンジ公募勝ち抜き1000字小説合戦」グランドチャンピオン、薄井ゆうじ特別賞受賞(1998)、月刊全国誌に書評連載(1999-2000)等ライター活動、「群像」「文藝」「オール讀物」等、純文学・エンタテイメント分野の小説公募予選通過歴多数を経て、2002年より個人誌制作販売を始める。好きな方に進んだようでいて、就職や小説公募に失敗して自分の時間ができたわけで、悩みは多かった。総合芸術をめざすことにした。

製本技術
2004年、小さいサイズの冊子を作った時に、古書店主との会話で「豆本」の世界があると知った。
2006年、ミニチュアブックソサエティ(本拠地アメリカ)の国際的なミニチュアブックコンクール(Miniature Book Society Competition)で、独学で初めて作ったハードカバー豆本で日本人初のグランプリ(Distinguished Book Award Winner)を受賞。独創性が高く評価された。
2007年、同賞連続受賞。 この後、手製本を本格的に習い始める(むろん、ふつうサイズの本のレッスンしか存在しなかった)。
2007〜2009年、池袋コミュニティ・カレッジ ルリユール工房「入門」受講。
2009〜2013年、「パッセ・カルトン」半革装受講(西洋伝統的手製本=ルリユールの技法を学んだ)。
2009〜2015年、「書籍の修理と保存・実技」受講。
2010年より「手で作る本の教室」スポット受講。製本はおそらく一生勉強。
2016年、ミニチュアブックソサエティのグランプリ3度目の受賞。
2015〜2017年、「デコール」受講。
>>memoもっと簡単なプロフィール

作品発表等
2006年より個展、グループ展ワークショップ講師多数。豆本朗読会、豆本がちゃぽんを主催。小さな作品は50以上ものメディアで紹介されている。作品収蔵は海外にも及ぶ。
著書『豆本づくりのいろは』(2009河出書房新社 台湾語翻訳版楓葉社)、『そのまま豆本』(2010河出書房新社)、『楽しい豆本の作りかた』(2013)学研パブリッシング。
超短編の共著『未来妖怪 異形コレクション』『物語のルミナリエ 異形コレクション』(光文社文庫)、『超短編の世界vol.1〜3』(創英社)。
製本作品掲載『手づくり製本の本』(2011誠文堂新光社 台湾語翻訳版楓葉社)、『1000 Artist' Books』(2012, Quarry Books・アメリカ 日本語翻訳版グラフィック社)
共同執筆『中学生の国語』一年 資料編 豆本を作る(2012三省堂)
2007年よりMiniature Book Socity会員、東京製本倶楽部会員。2011年より日本豆本協会副会長、2014年より顧問。
2009年、活版印刷の豆本を展示していたところ、日本製の手動式印刷機の中古(おそらく昭和10年製)を譲ってもらえることになり、活版印刷も始めた。
>>memo主な発表歴