赤井都
主な作品
主な発表歴
作品収蔵
作品販売
著書
言壺のものづくり
豆本教室
メディア紹介
ブックアーティスト。
自分で書いた物語をそれにふさわしい本の形にしたいという思いから、独学で初めて作ったハードカバー豆本で、2006年ミニチュアブックソサエティ(本拠地アメリカ)の国際的な豆本コンクールで、日本人初のグランプリを受賞(MBS book competition distinguished award winner)、2007年連続受賞。その後、10年間かけて、通常サイズの本の西洋伝統的手製本、デコール、書籍の修理と保存をルリユール工房などで学ぶ。2016年、9年ぶりの受賞、また2021年、2022年受賞。
2014, 2017年、Hong Kong Book Art Festival(香港)からの招待で豆本ワークショップ、講演講師。2018年、The Sharjah International Book Fair(アラブ首長国連邦)からの招待で子供向け豆本ワークショップ講師。2019年、豆本に貢献した人として、ミニチュアブックソサエティからのNorman Forgue Award受賞。
著書に『豆本づくりのいろは』(河出書房新社)、『そのまま豆本』(河出書房新社)、『楽しい豆本の作りかた』(学研パブリッシング)。
2006年より個展、グループ展、ワークショップ講師、豆本がちゃぽん主催など。オリジナルの物語を、その世界観を現す装丁で手作りする、小さなアーティストブックの作り手として、また講師として活動中。
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>>豆本を作り始めたきっかけなど(2024.8.25のミニチュアブックソサエティでのプレゼンテーショントーク)
Photo(c)Atsuko Ito(Lasp Inc.)
ミニチュアブックコンペティション受賞作
籠込鳥 Caged(2006)
雲捕獲記録 Dancing on the Cloud(2007)
月夜のまひる Tsuki-yo-no Mahiru(2016)
美しい本 Beautiful Book(2021)
犬 猫 Dogs, Cats(2022)
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2006 グループ展「マメBOOKS」(目黒)主催、『籠込鳥』他出品。「豆本がちゃぽん」を始める
2006 グループ展「Miniature Book Exhibition」(アメリカ巡回)作品参加(以降毎年)
2008 個展「言壺 赤井都 豆本展」GALLERY SHOPノラや(高円寺)
2010 個展「豆本づくりのいろは展」/森岡書店(東京)
2011 グループ展「Book Project International」(マルセイユ、フランス)作品招待参加
2012 グループ展「そっと豆本、ふわっと活版」主催/三省堂書店本店(東京)
2013 個展「小さな本の家で」/自宅アトリエ(千葉)
2014 個展「小さな本の家で 2」/自宅アトリエ(千葉)
2014 The 2nd Hong Kong Book Art Festival 2015(香港)政府招待参加
2016 個展「航海記」/自宅アトリエ(千葉)
2016 個展「手のひらの中のアリス」/GALLERYリトルハイ(中野)
2017 The 3nd Hong Kong Book Art Festival 2017(香港)政府招待参加
2018 企画展「MECHANICAPHOLIC」/Le Petit Parisien(曳舟)
2018 The Miniature Book Society the 36th grand conclave at Charlottesville, Virginia(アメリカ)ブックフェア出品など参加、豆本に貢献した人として受賞
2018 The Sharjah International Book Fair(アラブ首長国連邦)日本文化を紹介する豆本ワークショップ講師として政府招待参加
2019 The Miniature Book Society the 37th grand conclave at Bloomington, Indiana(アメリカ)ブックフェア出品など参加、豆本に貢献した人としてNorman Forgue Award受賞
2020 個展「Miniature Book Life」Gallery and Shop 山小屋(恵比寿)
2023 個展「秘密の宝箱」Gallery Little High(中野)
2023-24 Freedom Project Book Art Museum (Poland, etc.)
2024 5/21-7/1 10th International Artist’s Book Triennial Vilnius 2024 (Vilnius, Lithuania)
2024 8/23-25 The Miniature Book Society Grand 40th Conclave, Los Angeles, California
>>活動詳細を見る(写真付)
赤井都の豆本作品は、日本、香港、アメリカ、フランス、オランダ、スペイン、オーストラリアなどの個人コレクターの他、以下の所に収蔵されています。
The MBS Archives at the Lilly Library of Indiana University, USA (Caged, Dancing on the Cloud, Greetings from Here, Letters, Tsuki-yo-no-Mahiru, Beautiful Book etc. Miniature Book Competition Exhibit every year)
赤井都の豆本は、レアブックスとして収蔵されています。赤井都の豆本とグーテンベルク聖書が同じ一室で展示されていました(Lilly Library, Indiana University, USA, 2019)
The Caroline Brandt Collection, the Albert and Shirley Small Special Collections Library, University of Virginia, US(Ame ni mo makezu casebindings, Issen Ichibyou Monogatari)
The Cynthia Sears Collection at the Bainbridge Island Museum of Art, US (Encapsulated, Beautiful Book Special Edition)
Washington University Libraries (Encapsulated)
The Rare Book & Texana Collections at University of North Texas Library, US (Strips)
Filac Collection at ATELIER VIS A VIS, Marseille, France(For You special edition, Please Open)
House of Wisdom, Sharjah, UAE (Sonomama Mamehon)
Book Art Museum, Poland (Small Gift)
国立国会図書館(本の手帳第5号特別付録『豆本十二カ月』)
赤井都の豆本委託販売は、神保町や高円寺などで行ってきました。たくさんの数は作れないため、現在は自分のStoresでの販売の他、以下の所などがあります。また、レアブックスを扱う古書店さん(日本でも、海外でも)などにあることがあります。
John Howell for Books (California) Magic Diary, The Little Prince
呂古書房(神保町)『製本道具豆帳』『やまなし』『うつくしきもの』(7/22入荷)『雨ニモ負ケズ』フランス装(秋入荷予定)
田村書店(神保町)で『犬猫』販売(4月入荷)。夏に新作も入荷予定
Fragile Booksで『一千一秒物語〈ラストエディション〉』を販売しています。御自分用に、ギフトにお勧めです。
MOTOYA Book Cafe Gallery『製本道具豆帳』千代紙表紙
2024/01/24/〜07/18 PASSAGE by ALL REVIEWS出棚
Karen Nyman Miniature Books(California)『どうして酔いよりさめたか』ブックケース入り他(たぶん完売)
Javier Meras(ブエノスアイレス)『雨ニモ負ケズ』『不思議の国のアリス』通常版他
The Kelmscott Bookshop(アメリカ)『Encapsulated』等々
豆本がちゃぽんTokyoは2022年に終了しました。
言壺が大切にしていること。
本で一番大事なのは、中身。
言壺は「読める本」を作ります。
私は小説を書き、建築を学び、製本の世界へ入ったというバックグラウンドを持ちます。本は読むために、パーツを立体的に組み立て、機能美の物として作るという考えです。
「読める本」ということを、次の4つの側面で考えています。
1)中身が、読ませる。おもしろい。そばに置いておきたい。何度も読みたい。
2)中身と本の造形が、合っている。本を見た時から物語が始まり、手に取りたい、開きたい、読みたいと、本があなたに思わせる。紙の本ならでは。
3)本がちゃんと閉じ開きできる。たとえ豆本であっても、のどまできちんと開き、何度読んでも壊れずに、また元どおりに閉じられる。
4)こうして何度も読むためには、耐久性が必要なので、しなやかな薄さであっても必要な強度を出し、時間で劣化しにくい素材や印刷を用いる。こうすることで、人と本との関係は、時間を経て熟成されていく。
>>言壺のものづくりをもっと読む
2006年より一回完結のワークショップ
西荻ブックマーク
アンダーグラウンドブックカフェ(神保町、東京古書会館)
豆本カーニバル(神保町、東京古書会館)
豆本フェスタ(浅草橋)
世田谷アートフリマ(世田谷文学館)
シブヤ大学
渋谷サンイデー
池袋コミュニティ・カレッジ
朝日カルチャーセンター千葉
三省堂本店(神保町)
長崎メトロ書店
河出書房新社一階カフェふみくら
Le Petit Parisien
東京都人権プラザ
他多数
2011年より継続の豆本教室
産経学園銀座おとな塾(終了)
ヴォーグ学園東京校(終了)
NHK文化センター横浜ランドマーク教室(終了)
自宅アトリエ
特別講義と実技
The Sharjah International Book Fair 2018(アラブ首長国連邦)
Hong Kong Book Art Festival 2017(香港)
Hong Kong Book Art Festival 2015(香港)
東京工芸大学
日本デザイナー学院
京都精華大学情報館
などで開講し、これまでに数百人受講。製本のポイント、豆本ならではのコツなどノウハウを惜しみなく伝授。2014年から、自身の作家活動の制作時間を確保するため、教室は絞らせていただいています。
季刊『銀花』、MOE、銀座百点、彷書月刊、Herald Tribune、読売新聞、朝日新聞、東京新聞、日経MJ、サンデー毎日、NHK総合TV、日テレ、各種ラジオ番組、各種タウン誌など約50のメディアに作品やワークショップが紹介されました。
2020年にはNHK BSプレミアム、Eテレ『美の壺』「小さな幸福ミニチュア」で紹介されました。
>>もっと詳しくこれまでのメディア紹介を見る
(c) Atsuko (Lasp Inc.)
豆本の作り方
著書
『手で作る小さな本 豆本づくりのいろは』(ISBN:978-4309275468、増補新版 2014年12月、河出書房新社)(2009年11月初版:河出書房新社、台湾語翻訳:版楓葉社)
『そのまま豆本 はじめての手製本編』(ISBN:978-4-309-27206-1、2010年9月、河出書房新社)(2020年10月、増補新版)
『楽しい豆本の作りかた』(ISBN:978-4058001677、2013年12月、学研パブリッシング)
作り方掲載
『手づくり製本の本 こだわりの作家もの+作り方』(著者 嶋崎千秋、ISBN 978-4-416-81207-5、2012年1月、誠文堂新光社 台湾語翻訳版:楓葉社)
『中学生の国語』一年 資料編 豆本を作る(2012年4月、三省堂)
作品掲載
『1000 Artist' Books』(2012, Quarry Books・アメリカ、日本語翻訳版グラフィック社)
『bijou book 珠玉の豆本』(2022, 著者 戸矢崎満雄 発行 株式会社新潮社図書編集室 ISBN 978-4-10-910223-0)
『L'art du Livre Origami』(2021フランス語版, 2022英語版とスペイン語版、著者Jean-Charles Trebbi ISBN:978-2-07-291467-6)
超短編執筆
共著(超短編収録)
『物語のルミナリエ 異形コレクション』(ISBN: 978-4334763442、光文社文庫2011)
『未来妖怪 異形コレクション』(ISBN:978-4334744526、光文社文庫2008)
『超短編の世界vol.3』(ISBN:978-4434153556 、創英社2011)
『超短編の世界vol.2』(ISBN:978-4434134845、創英社2009)
『超短編の世界vol.1』(ISBN:978-4434119927、創英社2008)
『楽しい豆本の作りかた』 |
『そのまま豆本』 | ||
『豆本づくりのいろは』 |
『手作り製本の本』 | ||
中学生の国語 一年 資料編(三省堂)2012年4月から使用される国語の教科書の副読本です。豆本の作り方プロセス掲載などに協力しました。 |
『1000 Artisit's Books』 |
『目でみる1mmの図鑑 』(こどもくらぶ編 東京書籍)に作品掲載されました。39ページで、日本人に親しまれてきた小さなアート作品の例として「豆本」が紹介されています。 |
『見てみよう!知っているようで知らない「本」』(ミネルヴァ書房)に作品掲載されました。28ページの「こんな本・あんな本」いろいろな判型の本の一例として、紹介されました。 |
『The Art of Origami Books』初版『L'art du Livre Origami』 |
『bijou book 珠玉の豆本』 |
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