2018年11月9日

シャルジャ国際ブックフェアのワークショップは大成功でした。首長の娘が、豆本を作りたいと言ってくれました!

アラブ首長国連邦のシャルジャ国際ブックフェアにゲストとして招待され、5日間で、30分の豆本ワークショップを14回しました。一度に20人まで入れました。子供たちの年齢は4-16歳くらいで、時々大人も交じりました。30分で作れるように、あらかじめ寸法に切った製本キットを3種類、説明付きで準備しました。

キット1 中綴じ 132
キット2 和綴じ 100
キット3 フラッグブック 123
合計355

会期までにとうてい作りきれなかったので、ワークショップの合間にホテルや会場内のオフィスで、キットを作り続けていました。会場周辺は渋滞し、会場内はまっすぐ歩けないくらいたくさん人が来ていて、たくさんの子供たちがワークショップに来ました。二回来る子もいました。希望があれば、家で作れるようにさらにキットをあげました。ほとんどすべての子にとって、最初の豆本でした。私は、UAEで手作りは一般的な趣味ではないように感じました(UAEは1970年代まで奴隷制度を持っていましたが、今では豊かな家には多くのヘルパーがいます。手がすぐに動かない子も多く、ハンドメイドの価値にまだ気づいていない子が多いように感じました。)針を通して糸を通せない子が多く、結べない子も多かったです。すべてが最初の挑戦でした。私は手を動かして先へ進むようにうながしました。 「良い挑戦をした。自分でこれをしたのよ」と言うと、子供は自分自身を誇りに思ったようでした。

毎日、多くのメディアが私のワークショップにやってきました。私は2つのテレビインタビュー、2つの新聞からインタビューを求められました。そして、より多くのカメラがインターネットニュースのために来ました。大人も私の製本ワークショップに参加しました。教師も教育に興味を示しました。

日曜日の夜、スタッフに緊張が走りました。「首長の娘が来ます」
私たちは彼女のために4席を確保しました。多くの人々がワークショップルームの前に集まって来ました。セキュリティ、オーガナイザー、メディアがやってきて待機していました。
彼女は来ませんでしたが、首長の娘がミニチュアブックを作りたがったので、私は充分成功したと感じました。首長の娘が「私、豆本を作りたい」と言ったのを想像しました。

Sharjah International Book Fairは、世界で3番目に大きなブックフェアです。1982年から、毎年開催されています。 60カ国の1546出版社と238万人の参加で、11日間で56,000,000米ドルの売上(2017年のデータ)。 会場となるExpo Center Sharjahは40,000平方メートルで、来場者は大人40%、10代25%、10歳未満35%です。シャルジャ首長国は、ドバイから15kmにあり、多くの人がドバイに働きに行っています。シャルジャの人々は教育熱心で、シャルジャは本の都と言われています。通りには、ブックフェア「Tales of Letters」のサインがたくさんありました。私はここに招待されて非常に光栄です。私はたくさんの子供たちの笑顔を見ることができてうれしかったです。スタッフと友達になったので、帰国しないように言われましたが、ハグキスで別れました。Sharjah International Book Fairに行けてよかったです。大変でしたが、とても楽しめました。私は自分の中にある日本の心をもっと見つけました。他のジャンルで日本を表現している方たち、たとえば忍者、高砂染め、ライブペイント、折り紙、日本料理、マンガ、中東研究者など、多くの日本人アーティストと友達になりました。彼の地アラビアのデザインは多くのインスピレーションをくれました。日本人の友達が、ワークショップの写真を撮ってくれました。何もかもありがとうございます。小さな本の大きな冒険でした。

シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア

2018年10月27日

アラブに行く前にお知らせ

NHKの海外向け番組Kawaii Internationalに、豆本で出ます。
放送回:#95『Next-Gen Magazines: These Are ZINEs!』
本放送:11月2日(金)9:30,15:30,22:30,27:30 (28分番組)
再放送:11月16日(金)9:30,15:30,22:30,27:30
※世界各国の時差対応で1日に4回放送されます
※上記の時間は全て日本時間です
<放送の視聴について>
NHK World(※海外向けのNHKチャンネル、全編英語放送)におけるライブストリーミング放送で日本でも視聴が可能です。 NHK Worldホームページ国内ではオンラインでのストリーミング視聴が可能となっておりますので、放送時間に上記URLにアクセス頂き、サイト右上の「Live」という部分をクリックして頂ければご視聴頂けます。Live配信ページ
<見逃し視聴サービスについて>
本放送日終了後から、オンデマンドサービスにより 番組ホームページでも視聴が可能となります。
Kawaii Internationalホームページ
トップページ上に写真サムネールがあり、その中にムラサキ色の再生マークがあります。 「VIDEO ARCHIVE」となっており、サムネールをクリックしていただけると 視聴ページに繋がります。 パソコンはもちろん、スマートフォンでも視聴が可能です。 ※端末により視聴できない可能性がございます。

2019年1月20日(日)13:00-15:00 手作りの小函 朝日カルチャーセンター千葉 詳細、お申込みはカルチャーセンターへどうぞ。
豆本
見た目、本のような雰囲気があって、実は函で使えるものを作りましょう。 芯になる紙は、あらかじめ寸法にカットしておくので、組み立てるだけでできます。 表紙の紙は、書籍の雰囲気のある輸入紙数種類からお選びいただけます。 名刺も、これまでにお作りになった豆本も入ります。印鑑が入るような厚みで作ります。キーケースなどにもお使いいただけると思います。ショップカード入れにも。 写真は参考作品です。

2019年2月24日(日)14:00 Le Petit Parisienにて本の修理の会を予定しています。昨年も同時期に修理の会を開催しました。修理箇所の去年からの変化を見て、その他の本の変化も見ます。個人的には昨年のクリーニングからきっとあまり汚れていないと予想しているけれど、実際どうか確認したいです。新たに修理が必要になった本もあるようなので、それも見ます。昨年よりは楽な作業になりそうと予想しているので、参加者は、ご自分の修理の必要な本を持ってきていただいたら相談に乗ります。会の詳細や参加については、日にちが近くなったら、Le Petit Parisienのイベントページが立ち上がる予定なのでそちらでどうぞ。

2018年10月19日

Sharjah International Book Fairに招待されました

世界で3番目に大きいブックフェア、シャルジャ国際ブックフェアの名誉招待国は、今年は日本です。ブックフェアへ、ゲストとして招待されて参加します。
ブックフェアは2018/10/31-11/10の開催です。私は10/31-11/4の5日間、子供向けの豆本ワークショップを行います。
豆本は、和綴じ豆本、お絵描き三角豆本、メッセージいっぱいフラッグブック、ミニハート中綴じ本を作る予定です。
アラブ首長国連邦のシャルジャ首長国へ、豆本を作りに行ってきます。
 >>Sharjah International Book Fair official website(guestの欄に掲載されています。)
 >>ブックフェアを報じたドバイ経済新聞

2018年10月2日

がちゃまめは国境を越えて

豆本がちゃぽん、「散歩」特集が東京堂書店で始まりました。今回は私は入れていなくてオーガナイズだけです。神保町散歩の際には、がちゃっとお楽しみくださいませ。
国際4都市豆本がちゃぽんの展示販売の写真が、香港会場から届きました。とってもきれいです。展示は巡回して、12th - 14th October、台北へ行きます。
豆本
豆本
豆本
豆本
豆本
豆本

2018年9月10日

豆本がちゃぽんに英語ページができました

国際豆本がちゃぽんに参加しています。アメリカでも豆本がちゃぽんに注目されていました。これを機会に、英語ページをオープンしました。これまでも、海外からの方が豆本がちゃぽんをすることはよくあったようなんです。豆本がちゃぽんは国境を軽く越えてる。海外でどんな反応があるのか、楽しみです。
今回、国際豆本がちゃぽんのテーマは hi / hello
2018年9月香港、10月台湾、12月上海、2019年春東京を巡る予定です。
 >イベントページ
 >豆本がちゃぽん英語ページ
2018年9月1日~30日
会場: House by Kubrick (香港)
Address: 5/F, Cityplaza Phase 1, 18 Taikoo Shing Road, Taikoo, Hong Kong
太古太古城道18號太古城中心一期5樓、香港

2018年8月30日

アメリカのミニチュアブック大会に参加してきました

2018年8月10日(金)~13日(日)、ミニチュアブックソサエティの大会に参加してきました。ミニチュアブックソサエティは、豆本のすべての局面に関心を持ち、本の芸術のあらゆる側面を積極的に推進する国際NPOで、本拠地はアメリカです。毎年夏に三日間、アメリカを中心とした各都市でコンクレイブと呼ぶ豆本大会を開催し、メンバーミーティング、豆本コンテスト結果発表、豆本オークション、豆本販売などの他、地元の図書館など本の名所スポットを訪れます。第36回に当る今年は、東海岸ヴァージニア州、ワシントンD.C. の西の、シャーロッツビルで開催されました。シャーロッツビルには、University of Virginiaがあり、その中の図書館にコレクターCaroline Brandtが15000点の豆本を寄贈しただけでなく、Carolineは毎年さらに豆本を買っては寄贈し続けています。図書館の中にはThe Rare Book Schoolがあり、そことVirginia Center For The Bookの二箇所で製本が教えられています。市内には稀覯本も含めた本屋が何軒もあり、参加者いわくBookie Townです。また、第3代アメリカ大統領トマス・ジェファーソンの元邸宅モンティチェロが近郊にあり、読書家であったジェファーソンが考案した、本を一度に三冊読める書見台や、筆記するとペンにつながったもう一つのペンが同時に動いてコピーを取れる機械、そして本棚のすぐ近くにある寝台などを当時のままに見ることができます。本棚の中には豆本もあります。ジェファーソンは、「I can’t live without books.」という言葉(1815)と、首都ワシントンに6500冊以上の本を寄贈して図書館を作ったことで知られています。イギリスがワシントンの図書館を焼いてしまったので、ジェファーソンがその二倍の本を贈りました。
私は2006年、初めて作ったハードカバーの豆本がミニチュアブックコンペティションで日本人初受賞をした後に会員になり、以降毎年豆本をコンテストに送り続け、ニューズレターを受け取ってきました。受賞してすぐ、来年は行く、と思ったのですが、豆本人気で忙しくなってしまい、機会を逸し続けてきました。数年前フェイスブックを始めたところ、会員の方々とつながり、お互いの顔や今の関心事がわかって親しみが増しました。大会には毎年、その都市近郊に住んでいる会員が世話役となるのですが、その方が私の大ファンで個人的な招待状を下さり、私の仕事がちょうど一区切りついたところでもあって参加に踏み切りました。
大会は、主にホテルを会場として行われました。参加者はほとんど皆が同じホテルに滞在し、食事も共にする、いわば豆本合宿です。一日目の金曜は、午後からホテルの前にあるバス停から無料バスに乗って、ヴァージニア大学図書館へ。どっちに向って歩けばいいのかわからないけれど、豆本っぽい気配のする人たちの後ろをついていけばいいはず。受付をすませて記念品一式が入ったロゴ入りバッグを受け取り、Carolineコレクションの展示を学芸員さんの説明付きで見学。書庫では、豆本は10冊くらいずつ立てられる手のひらサイズの保存函に保管されていました。豆本は稀覯本の一部として捉えられています。
豆本
豆本
展示室の隣では本の中身のアイデアを出すワークショップがあり、メモ帳に思いついたことを書き出しました。午後3時からは隣の建物内のThe Rare Book Schoolで、ワインとチーズ、ぶどうなどが並べられ、学校紹介がありました。本を、Virginia humanitiesと位置づけているのが印象的でした。ホテルに戻ると、サロンに本が並べられていて、豆本古書店主の会員さんがマイクを取って、入札式のサイレント・オークションが行われました。同じ部屋でディナーがあり、デザートを終えたら、機構本オークションのプロである会員さんが壇上に立って、ライブ・オークションがありました。食事は、丸テーブルに6席くらいずつ作ってあり、好きな所に座ります。同じテーブルに座った人たちで話をします。一人が話し始め、ひとくさり話すと、質問が少しあり、そして次の人が前の話を受けて話し始めて、私にとってはデカメロンの世界です。19世紀の小説で、かぎかっこの中が長い、数ページ続く、と思ったことはありませんか? それくらいの長さは一人の人が話し、皆はうなずきながら聞くというコミュニケーションです。知らない人ばかりに囲まれて全部英語でどうしよう、と思いましたが、皆がopenでkindなので大丈夫でした。私は初参加でありながらも、ほとんど皆が私のことを知っていました。会いたかったよ、とか、やっと来たね、本を通販で買ったのは私だよ、などと言われて、英語は平均6割理解でしたが、さっそく第二の故郷のようでした。今年の参加者は96人、うち初参加者は15人。その皆が一堂に会して16テーブルでそれぞれおしゃべりするので、サロンは大変な熱気がありました。
翌土曜は、再び別の人たちと一つのテーブルになって朝食を取り、バスツアーでモンティチェロへ。会員さん数人がミニバスを運転してくれました。午後はホテルに戻ってメンバーミーティング。コンテスト発表と賞状授与、残念ながら私は受賞を逃しました。その後は、会の運営をどうするかという事が、プレジデントと呼ばれている会長が議長となり、皆が次々に手を挙げて民主的に話されました。私も、せっかく参加したので、人の助けを借りてちょこっと意見を言いました。
休憩の後、製本家二人による、道具やスライドを見せながらのセッションがありました。これは、豆本の作り方や作品紹介の講義のようなものでした。 そして、ホテルの斜め向かいVirginia Center For The Bookに歩いていき、ワインとチーズ、ぶどうでもてなされて、学校紹介を聞きました。印刷機と活字、新しいプリンタなどが並べられ、中身から本を作っています。ここでも、最初に案内役が話した後は、皆が立ったままわーっとそれぞれに話していました。だんだん、知らない人がいなくなってきて、どの人も一度は話したことがある人になってきました。話し疲れた人から、学校が作った冊子を好きなだけもらい、好きなタイミングで帰っていきました。
豆本
最終日日曜日は、朝からホテルのサロンで設営をして、ブックフェアでした。そのために日本から持って行った私のスーツケースの半分は本でした。全部売れたとしても、そこにまた違う本が入ることはわかっていました。それまでの二日間でいろんな人と話したのが良かったようです。午前中は会員だけの販売で、午後から一般入場もあって販売しました。コンペに応募していた豆本、既刊で形がおもしろい豆本、カタログレゾネ、豆本の作り方の日本語の本などが次々に売れてほぼ完売して終了しました。25ブースが出店し、半分くらいは豆本古書店でした。もちろん売り上げは次々に他の豆本へと消えました。
豆本
そして、最後のディナーです。デザートのチョコレートケーキが出る頃に、The Rare Book Schoolの博士が来て、スライドを見せながら、研究発表を行いました。19世紀頃、シャーロットという名前の女性が、米粒に文字を書く級のものすごく小さな字をぎっしり書ける人で、小さな出版をして人気を博していたという、手書き本の貴重書の研究からわかったことの講演でした。
その後、プレジデントが再びマイクを握り、さまざまな賞の発表がありました。Carolineには花束が渡され、豆本で作った冠がかぶせられました。会に貢献した人への大きな銀色のカップが授与され、今年は会計さんが受賞しました。続いて今回大会に貢献した人への小さな7つのカップは、今回のワークショップ講師、二人のセッション講師、世話役夫婦、研究発表した博士、そして一つは私へ授与されました。初参加でカップをもらうなんて、信じられない!
そして、皆で写真を撮り、ハグをして別れました。夢のような三日間でした。

2018年7月24日

『活版印刷三日月堂』『海からの手紙』豆本

京都精華大学の講演とワークショップには、暑い中、豆本へ熱くお集まりいただき、ありがとうございました。おかげさまで、とても楽しい会になりました。スタッフの方々、ご参加の方々のお一人ずつが、楽しくしてくれましたね。笑顔が私には一番の収穫でした。暑さに負けず、元気に仕事場へ戻ってきました。さて、次の展示のご案内です。豆本新作が出ます。

印刷博物館×活版印刷三日月堂 コラボ企画展
第1期 2018年8月7日(火)~2018年10月5日(金)
第2期 2018年10月10日(水)~2019年1月20日(日)
*第2期から特設展示コーナーが増設
*10月10日(水)~10月18日(木)は部分開館
イベント概要はこちら
豆本 豆本 豆本 ほしおさなえさんの小説『活版印刷三日月堂』に出てくる豆本を作りました。ドライポイント・豆本制作赤井都、活字整版印刷弘陽(三木弘志)、発行ほしおさなえ、限定20部でイベント会場で販売します。三日月堂第二巻のストーリー『海からの手紙』の記述のとおりに、表紙などをデザインして作りました。ですので、表紙にあるのは私の名前ではなく、登場人物たちの名前です。新見南吉の詩の一行ずつに合わせてドライポイントを一点ずつ刷り、一冊の本に14枚のドライポイントと、活版16版が入っています。厚手の版画用紙を和紙で足継ぎした上製本です。
イベントには、印刷博物館入場料300円がかかります。



制作風景
イベント
豆本ワークショップ
書籍の修理と保存













































































































































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