2019年12月2日

「装幀とは何か」「製本マルシェ」

Le Petit Parisien 12/8~21「装幀とは何か」展に出品します。白い本の装幀を、本に寄稿した職業さまざまな15人がそれぞれに行います。 裏表紙の一部を土に埋めるところから、私の装幀はスタート。2カ月後、掘り出し、一ヵ月乾燥させ、それ以外の部分を装飾して「時間」の経過の表現を試みました。保存箱をつけました。 装幀とは何か
装幀とは何か
そして12/8「装幀とは何か」展初日の日は、私は目黒区中小企業センターで製本マルシェに出ています! 私は、著書本や、未綴じ本、本絵柄のポストカードなどを直参します。他の方は大きな本の製本道具の出品が多いようですが、東京製本倶楽部初めてのマルシェ。見るだけでもぜひお立ち寄りください。
製本マルシェ

2019年11月22日

Hi, Mini Zine! 国際豆本がちゃぽんの展示販売

MOTOYA Book Cafe Gallery(渋谷区初台)にて11/24(日)まで。会期最後の週末となりました。この展示ぜひご覧いただきたい! 豆本がちゃぽんの国際版が、あなたにがちゃっとされるのをお待ちしてます。
minizine
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2019年11月7日

Hi, Mini Zine!開催中です

私の次の在廊日は14日(木)15~18時です。MOTOYA では皆様のお越しをお待ちしています。設営がんばっただけあって、すごいことになってます。400冊の本が、コンパクトに空間に収まっています。
minizine
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2019年10月31日

豆本がちゃぽんインターナショナル at MOTOYA

2019/11/1~24(月火休み)13~20時 要1ドリンクオーダー 入場は30分前まで

香港と日本の23種類の豆本から、どれか一つが出てきます。
がちゃぽんを回すためには、カフェで専用メダルをご購入下さい。
豆本がちゃぽんは、13年間やっています。今回の展示販売は国際版スペシャル。香港、台湾、東京の巡回展。
香港、上海、日本の、約400冊の豆本がここに集結しました。
私の豆本も入っています。
展示の中に、懐かしい作品も見つかるかもしれません。

2019年10月10日

次のイベント「Hi, Mini Zine!」のご案内です

こんにちは、豆本/Hi, Mini Zine!
東京~香港~上海 国際豆本がちゃぽん巡回展
豆本がちゃぽん
豆本がちゃぽん
豆本がちゃぽん
日程:2019年11月1日(金)~11月24日(日)
開催場所:MOTOYA Book Cafe Gallery
住所:東京都渋谷区初台2-24-7
アクセス:京王新線 初台駅 中央口改札南口 徒歩8分、小田急線 代々木八幡駅 徒歩10分、千代田線 代々木公園駅 八幡口 徒歩10分、渋谷駅西口より京王バス 初台坂下バス停 徒歩3分
OPEN:水曜日~日曜日13:00~20:00 ※月曜・火曜 お休み
※入場は30分前まで ※要ドリンクオーダー

香港、台湾と巡回してきた「国際豆本がちゃぽん巡回展」東京での開催です。
上海(香蕉魚豆本 bananafish mini zine)・香港(蛋誌 eggwich)・日本(豆本がちゃぽんTokyo)のアーティスト約40名による豆本を中心とした手製本・Zineが、400冊以上集まります。(一部販売もしています)
何が出るかお楽しみな豆本がちゃぽんは、¥500で楽しめます。
がちゃぽんのテーマは”hi / hello”
豆本がちゃぽんからの参加作家:赤井都、五十嵐彪太、木月禎子、奈良麻子、葉原あきよ、蓮月堂

2019年10月1日

美しい本 Beautifuk Book

「あえかな豆本、ほんわか活版」、今の私の精一杯を、たくさんの皆様方に支えられ、終了しました。本当にありがとうございました。人と再会する幸せ、新しい出会いの幸せ、そこで小さな本が求められる幸せをかみしめました。もっと上手に見せられたんじゃないかと後から思ったり、世相を感じたり、いろいろでした。とにかくおかげさまでした。一緒にその場を作ってくれた皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。新作の五角形ポップアップ豆本のページをオープンしました。今後、ハードカバーと函をつけて、特装版も予定しています。
アート豆本

2019年9月1日

神保町いちのいちに一週間出て、台湾へ作品参加します

「あえかな豆本、ほんわか活版」 2019年9月24日(火)~30日(月) 毎日10:00~20:00
豆本活版
神保町いちのいち Creator'sTABLE(東京都千代田区神田神保町1-1三省堂書店神保町本店1階)
豆本展示販売、活版体験&豆本製本ワークショップ、活版ステーショナリー販売、豆本セミオーダー実演販売、活版名刺オーダー受付
赤井都×中野活版印刷店
赤井都は、休憩時間以外は毎日在廊しています。中野活版印刷店さんによる活版体験は金土日で、多色刷りの二色目を重ねる体験を。詳細は9/7頃発表します。

Hi! Mini Zine! 巡回展 2019年9月21日 (土) ~10月6日 (日)
豆本がちゃぽん
国際豆本がちゃぽん、作品参加します。
開催場所:田園城市生活風格書店(台北市中山北路二段72巷6號)
参加作家:香港Eggwich20人、豆本がちゃぽんTokyo6人

2019年8月20日

2019年ミニチュアブック大会に参加しました

アメリカのミニチュアブック大会から無事に戻ってきました。たくさんのエネルギーを大会からもらいました。ブックフェアは大成功でした。200年の歴史のあるインディアナ大学の建物は、ハリーポッターの世界のよう。その中で4日間にわたり、たくさんの人と話し、たくさんのインスピレーションをもらいました。リリーライブラリーでは、私の豆本が、『グーテンベルク聖書』と同じ部屋に飾ってありました。本の作り手にとって、何という栄誉。『アメリカの鳥』は隣の入口の方の部屋にありました。大会の最終日、2019年豆本に貢献した人、3人に賞が渡されますが、その中の一人として、受賞しました。ありがとうございました。これでもっとがんばれます。
講義では、豆本の展示や保存について、リリーライブラリーから学び、大きな本の修理や保存は日本でやっていたので、これを皆、ミニチュアでやるのか!とぞっこんまいりました。

リリーライブラリー
リリーライブラリー

2019年6月9日

「そっと豆本、ふわっと活版、ほっこりお茶」DMはこちらです

「くちなしの花が香る六月、豆本と活版印刷と 茶道具の展示販売会とワークショップを開催致します。 会場には赤井都による豆本作品と、Bird Design Letterpressによる活版作品とステーショナリー、尾関茶具店による茶道具が並びます。 繊細な技術による作品と、特別開催のワークショップをこの機会に是非お楽しみ下さい。 皆様のお越しを心よりお待ちしております。」
DMはこちら
2019年6月26日(水)-7月2日(火)
名古屋栄三越8階ジャパネスクコート
豆本と活版印刷ステーショナリーの展示販売 10時~19時半
ワークショップ同時開催
6/29(土)6/30(日)は、Bird Design Letterpressさんによる活版印刷ワークショップ 抹茶呈茶付き ローマ字名とワンポイントを入れたメッセージカードを活版印刷 2,000円(税込) 予約不要(随時受付) 所要時間約10~20分
6/30(日)は、赤井都による豆本ワークショップ 抹茶呈茶付き 税込み3,240円 受付10:30-18:00

2019年5月5日

次のイベント詳細です

ワークショップの日時のお知らせです。
「そっと豆本、ふわっと活版、ほっこりお茶」2019年6月26日(水)-7月2日(火)
豆本と活版印刷ステーショナリーの展示販売 10時~19時半
6/29(土)6/30(日)は、Bird Design Letterpressさんによる活版印刷ワークショップ
6/30(日)は、赤井都による豆本ワークショップ同時開催 抹茶呈茶付き 税込み3,240円 受付10:30-18:00
名古屋栄三越8階ジャパネスクコート
豆本と活版とお茶道具の出展「そっと豆本、ふわっと活版、ほっこりお茶」として毎年この時期に続けてきた展示販売。今年は三越での開催になります。

昨日5/22(水)は、日テレ「ヒルナンデス!」の「ある世界で大成功 一体何者!?」で紹介、全国放送でオンエアされました。作っているようすが出て、この人は一体何を作っているんでしょうか、とゲストが当てる、クイズ形式のコーナーです。豆本の深さや、手で作る楽しさが伝わったんじゃないでしょうか。こういうコーナーに豆本が出るくらい、豆本が広まってきて、2006年の最初のミニチュアブックコンペティション受賞から続けてきた身として本当に嬉しい。ありがとうございます! 籠の豆本はもう完売してしまっているけれど、今販売中の本物の豆本は、名古屋のイベントでも見られますよ。

2019年4月8日

東京製本倶楽部展4/12(金)-14(日)

赤井都在廊予定 金曜10-13時半 日曜14-15時です! 日比谷図書文化館 1階特別展示室 日比谷公園内で東京製本倶楽部20年、ルリユールのあゆみ展に出品します。

2019年3月14日

本の展示のご案内です

2019年4月12日(金)-14日(日)10:00-17:00(14日は15時まで) 東京製本倶楽部20年、ルリユールのあゆみ展に出品します。
日比谷図書文化館 1階特別展示室 日比谷公園内
 赤井都出品予定作品『MAHO NIKKI特装版』『For You特装版』『一千一秒物語』
手製本の展示
1週末だけの開催です。豆本はお名前から拝見すると、3人くらいのようです。すべてガラスケースの中の、触れない展示の予定です。スタッフとしてお当番でいる時があると思います。まだいつになるかは決まっていません。お気軽にお声かけ下さい。

2018年11月9日

シャルジャ国際ブックフェアのワークショップは大成功でした。首長の娘が、豆本を作りたいと言ってくれました!

アラブ首長国連邦のシャルジャ国際ブックフェアにゲストとして招待され、5日間で、30分の豆本ワークショップを14回しました。一度に20人まで入れました。子供たちの年齢は4-16歳くらいで、時々大人も交じりました。30分で作れるように、あらかじめ寸法に切った製本キットを3種類、説明付きで準備しました。

キット1 中綴じ 132部
キット2 和綴じ 100部
キット3 フラッグブック 123部
合計355部

会期までにとうてい作りきれなかったので、ワークショップの合間にホテルや会場内のオフィスで、キットを作り続けていました。会場周辺は渋滞し、会場内はまっすぐ歩けないくらいたくさん人が来ていて、たくさんの子供たちがワークショップに来ました。二回来る子もいました。希望があれば、家で作れるようにさらにキットをあげました。ワークショップで作ったのは250人くらいで、あとの100は、ギフトとしてあげました。ほとんどすべての子にとって、最初の豆本でした。私は、UAEで手作りは一般的な趣味ではないように感じました(UAEは1970年代まで奴隷制度があり、今では豊かな家には多くのヘルパーがいて、家事をせずに生活することができます。ハンドメイドの価値にまだ気づいていないように感じました。)手がすぐに動かない子、針を通して糸を通せない子が多く、結べない子も多かったです。すべてが初めての経験でした。私は手を動かして先へ進むようにうながしました。 「良い挑戦をした。自分でこれをしたのよ」と言うと、子供は自分自身を誇りに思ったようでした。

毎日、多くのメディアが私のワークショップにやってきました。私は2つのテレビインタビュー、2つの新聞からインタビューを求められました。そして、より多くのカメラがインターネットニュースのために来ました。大人も私の製本ワークショップに参加しました。教師も教育に興味を示しました。

日曜日の夜、スタッフに緊張が走りました。「首長の娘が来ます」
私たちは彼女のために4席を確保しました。多くの人々がワークショップルームの前に集まって来ました。セキュリティ、オーガナイザー、メディアがやってきて待機していました。
彼女は来ませんでしたが、首長の娘がミニチュアブックを作りたがったので、私は充分成功したと感じました。首長の娘が「私、豆本を作りたい」と言ったのを想像しました。

Sharjah International Book Fairは、世界で3番目に大きなブックフェアです。1982年から、毎年開催されています。 60カ国の1546出版社と238万人の参加で、11日間で56,000,000米ドルの売上(2017年のデータ)。 会場となるExpo Center Sharjahは40,000平方メートルで、来場者は大人40%、10代25%、10歳未満35%です。シャルジャ首長国は、ドバイから15kmにあり、多くの人がドバイに働きに行っています。シャルジャの人々は教育熱心で、シャルジャは本の都と言われています。通りには、ブックフェア「Tales of Letters」のサインがたくさんありました。私はここに招待されて非常に光栄です。私はたくさんの子供たちの笑顔を見ることができてうれしかったです。スタッフと友達になったので、帰国しないように言われましたが、ハグキスで別れました。Sharjah International Book Fairに行けてよかったです。大変でしたが、とても楽しめました。私は自分の中にある日本の心をもっと見つけました。他のジャンルで日本を表現している方たち、たとえば忍者、高砂染め、ライブペイント、折り紙、日本料理、マンガ、中東研究者など、多くの日本人アーティストと友達になりました。彼の地アラビアのデザインは多くのインスピレーションをくれました。日本人の友達が、ワークショップの写真を撮ってくれました。何もかもありがとうございます。小さな本の大きな冒険でした。

シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア
シャルジャ国際ブックフェア

2018年10月19日

Sharjah International Book Fairに招待されました

世界で3番目に大きいブックフェア、シャルジャ国際ブックフェアの名誉招待国は、今年は日本です。ブックフェアへ、ゲストとして招待されて参加します。
ブックフェアは2018/10/31-11/10の開催です。私は10/31-11/4の5日間、子供向けの豆本ワークショップを行います。
豆本は、和綴じ豆本、お絵描き三角豆本、メッセージいっぱいフラッグブック、ミニハート中綴じ本を作る予定です。
アラブ首長国連邦のシャルジャ首長国へ、豆本を作りに行ってきます。
 >>Sharjah International Book Fair official website(guestの欄に掲載されています。)
 >>ブックフェアを報じたドバイ経済新聞

2018年10月2日

がちゃまめは国境を越えて

豆本がちゃぽん、「散歩」特集が東京堂書店で始まりました。今回は私は入れていなくてオーガナイズだけです。神保町散歩の際には、がちゃっとお楽しみくださいませ。
国際4都市豆本がちゃぽんの展示販売の写真が、香港会場から届きました。とってもきれいです。展示は巡回して、12th - 14th October、台北へ行きます。
豆本
豆本
豆本
豆本
豆本
豆本

2018年8月30日

アメリカのミニチュアブック大会に参加してきました

2018年8月10日(金)~13日(日)、ミニチュアブックソサエティの大会に参加してきました。ミニチュアブックソサエティは、豆本のすべての局面に関心を持ち、本の芸術のあらゆる側面を積極的に推進する国際NPOで、本拠地はアメリカです。毎年夏に三日間、アメリカを中心とした各都市でコンクレイブと呼ぶ豆本大会を開催し、メンバーミーティング、豆本コンテスト結果発表、豆本オークション、豆本販売などの他、地元の図書館など本の名所スポットを訪れます。第36回に当る今年は、東海岸ヴァージニア州、ワシントンD.C. の西の、シャーロッツビルで開催されました。シャーロッツビルには、University of Virginiaがあり、その中の図書館にコレクターCaroline Brandtが15000点の豆本を寄贈しただけでなく、Carolineは毎年さらに豆本を買っては寄贈し続けています。図書館の中にはThe Rare Book Schoolがあり、そことVirginia Center For The Bookの二箇所で製本が教えられています。市内には稀覯本も含めた本屋が何軒もあり、参加者いわくBookie Townです。また、第3代アメリカ大統領トマス・ジェファーソンの元邸宅モンティチェロが近郊にあり、読書家であったジェファーソンが考案した、本を一度に三冊読める書見台や、筆記するとペンにつながったもう一つのペンが同時に動いてコピーを取れる機械、そして本棚のすぐ近くにある寝台などを当時のままに見ることができます。本棚の中には豆本もあります。ジェファーソンは、「I can’t live without books.」という言葉(1815)と、首都ワシントンに6500冊以上の本を寄贈して図書館を作ったことで知られています。イギリスがワシントンの図書館を焼いてしまったので、ジェファーソンがその二倍の本を贈りました。
私は2006年、初めて作ったハードカバーの豆本がミニチュアブックコンペティションで日本人初受賞をした後に会員になり、以降毎年豆本をコンテストに送り続け、ニューズレターを受け取ってきました。受賞してすぐ、来年は行く、と思ったのですが、豆本人気で忙しくなってしまい、機会を逸し続けてきました。数年前フェイスブックを始めたところ、会員の方々とつながり、お互いの顔や今の関心事がわかって親しみが増しました。大会には毎年、その都市近郊に住んでいる会員が世話役となるのですが、その方が私の大ファンで個人的な招待状を下さり、私の仕事がちょうど一区切りついたところでもあって参加に踏み切りました。
大会は、主にホテルを会場として行われました。参加者はほとんど皆が同じホテルに滞在し、食事も共にする、いわば豆本合宿です。一日目の金曜は、午後からホテルの前にあるバス停から無料バスに乗って、ヴァージニア大学図書館へ。どっちに向って歩けばいいのかわからないけれど、豆本っぽい気配のする人たちの後ろをついていけばいいはず。受付をすませて記念品一式が入ったロゴ入りバッグを受け取り、Carolineコレクションの展示を学芸員さんの説明付きで見学。書庫では、豆本は10冊くらいずつ立てられる手のひらサイズの保存函に保管されていました。豆本は稀覯本の一部として捉えられています。
豆本
豆本
展示室の隣では本の中身のアイデアを出すワークショップがあり、メモ帳に思いついたことを書き出しました。午後3時からは隣の建物内のThe Rare Book Schoolで、ワインとチーズ、ぶどうなどが並べられ、学校紹介がありました。本を、Virginia humanitiesと位置づけているのが印象的でした。ホテルに戻ると、サロンに本が並べられていて、豆本古書店主の会員さんがマイクを取って、入札式のサイレント・オークションが行われました。同じ部屋でディナーがあり、デザートを終えたら、機構本オークションのプロである会員さんが壇上に立って、ライブ・オークションがありました。食事は、丸テーブルに6席くらいずつ作ってあり、好きな所に座ります。同じテーブルに座った人たちで話をします。一人が話し始め、ひとくさり話すと、質問が少しあり、そして次の人が前の話を受けて話し始めて、私にとってはデカメロンの世界です。19世紀の小説で、かぎかっこの中が長い、数ページ続く、と思ったことはありませんか? それくらいの長さは一人の人が話し、皆はうなずきながら聞くというコミュニケーションです。知らない人ばかりに囲まれて全部英語でどうしよう、と思いましたが、皆がopenでkindなので大丈夫でした。私は初参加でありながらも、ほとんど皆が私のことを知っていました。会いたかったよ、とか、やっと来たね、本を通販で買ったのは私だよ、などと言われて、英語は平均6割理解でしたが、さっそく第二の故郷のようでした。今年の参加者は96人、うち初参加者は15人。その皆が一堂に会して16テーブルでそれぞれおしゃべりするので、サロンは大変な熱気がありました。
翌土曜は、再び別の人たちと一つのテーブルになって朝食を取り、バスツアーでモンティチェロへ。会員さん数人がミニバスを運転してくれました。午後はホテルに戻ってメンバーミーティング。コンテスト発表と賞状授与、残念ながら私は受賞を逃しました。その後は、会の運営をどうするかという事が、プレジデントと呼ばれている会長が議長となり、皆が次々に手を挙げて民主的に話されました。私も、せっかく参加したので、人の助けを借りてちょこっと意見を言いました。
休憩の後、製本家二人による、道具やスライドを見せながらのセッションがありました。これは、豆本の作り方や作品紹介の講義のようなものでした。 そして、ホテルの斜め向かいVirginia Center For The Bookに歩いていき、ワインとチーズ、ぶどうでもてなされて、学校紹介を聞きました。印刷機と活字、新しいプリンタなどが並べられ、中身から本を作っています。ここでも、最初に案内役が話した後は、皆が立ったままわーっとそれぞれに話していました。だんだん、知らない人がいなくなってきて、どの人も一度は話したことがある人になってきました。話し疲れた人から、学校が作った冊子を好きなだけもらい、好きなタイミングで帰っていきました。
豆本
最終日日曜日は、朝からホテルのサロンで設営をして、ブックフェアでした。そのために日本から持って行った私のスーツケースの半分は本でした。全部売れたとしても、そこにまた違う本が入ることはわかっていました。それまでの二日間でいろんな人と話したのが良かったようです。午前中は会員だけの販売で、午後から一般入場もあって販売しました。コンペに応募していた豆本、既刊で形がおもしろい豆本、カタログレゾネ、豆本の作り方の日本語の本などが次々に売れてほぼ完売して終了しました。25ブースが出店し、半分くらいは豆本古書店でした。もちろん売り上げは次々に他の豆本へと消えました。
豆本
そして、最後のディナーです。デザートのチョコレートケーキが出る頃に、The Rare Book Schoolの博士が来て、スライドを見せながら、研究発表を行いました。19世紀頃、シャーロットという名前の女性が、米粒に文字を書く級のものすごく小さな字をぎっしり書ける人で、小さな出版をして人気を博していたという、手書き本の貴重書の研究からわかったことの講演でした。
その後、プレジデントが再びマイクを握り、さまざまな賞の発表がありました。Carolineには花束が渡され、豆本で作った冠がかぶせられました。会に貢献した人への大きな銀色のカップが授与され、今年は会計さんが受賞しました。続いて今回大会に貢献した人への小さな7つのカップは、今回のワークショップ講師、二人のセッション講師、世話役夫婦、研究発表した博士、そして一つは私へ授与されました。初参加でカップをもらうなんて、信じられない!
そして、皆で写真を撮り、ハグをして別れました。夢のような三日間でした。

2018年4月5日

ゴールデンウイークに活版豆本イベントをします

2018年4月26日~5月16日 「そっと豆本、ふわっと活版、ほっこりお茶4」

風薫る五月、今年も8階茶道具売場にて、豆本と活版印刷の展示販売会と ワークショップを開催致します。 会場には赤井都による豆本作品と、Bird Design Letterpressによる活版 作品とステーショナリーが並びます。 繊細な技術による作品と、特別開催のワークショップをこの機会に是非 お楽しみ下さい。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
会 期:2018年4月26日(木)~5月16日(水) ※最終日は16:00まで
※5月12日(土)、13日(日) 活版ワークショップ
・ローマ字名とワンポイントを入れたメッセージカードを活版印刷
・2,000円(税込) 予約不要(随時受付) 所要時間約20~30分
※5月6日(日) 豆本ワークショップ
・赤井都のオリジナル超短編を「布表紙のアコーディオン折」豆本にします。
・3,240円(税込) 所要時間約40分 予約優先(予約・問合せ052-264-5387)
会 場:あーと・すぽっと(丸栄8階茶道具売場 名古屋市中区栄3-3-1)
出展者:赤井都、Bird Design Letterpress
協力:andantino、弘陽(三木弘志)

DMはこちらです

2017年11月10日

The 3rd Hong Kong Book Art Festival

 The 3rd Hong Kong Book Art Festivalへ、行ってきました! 香港政府招待で、飛行機やホテルを出してもらって、展示、講演、ワークショップを行いました。帰ってきて一週間がたち、日本でも次々に人と会ったり仕事の続きを進めたりしながらも、香港の余韻を楽しんでいます。

 出発は、成田から。5時間のフライトで、到着したら山崎曜先生、都筑晶絵さん、山元伸子さんと合流して、トランクをピックアップして一緒に市内へタクシーで。そしてすぐにギャラリーに向かい、展示のセットアップをしました。
 翌日夕方から、オープニングでした。公募で集まった本への表彰もしました。赤井都賞、出ました。公募で集まった本は、ギャラリー外のオープンスペースに展示されました。



 ロビー吹き抜けに掲げられたイベント案内に、私の名前も、入っています。展示には3日間で1000人を超える人が来ました。

 ギャラリーで私の豆本を人が見ようとするとこんなかんじになってました。

 展示はこんなふうに。5作品出品しました。『航海記』特装版、『航海記』たとう付、『本』、『月夜のまひる』、『Please Open』


 ギャラリー内には、紙の会社からの色とりどりの紙の提供で、自分でその場で本を作れるコーナーも設置され、にぎわっていました。豆本がちゃぽんHongKongもあって、みんな楽しそうに回していました。いい企画だと思いました。

 そして、ワークショップ。活版印刷のミニチュアブック『雨ニモ負ケズ』を二時間で製本しました! 作品を通じてたくさんの方と出会えたり、お話できたりすることは本当に楽しいです。この日に作った小さな本が、それぞれの方のところで、それぞれの時間を過ごしていることを想像します。私は日本に帰ってきたけれど、香港にたくさんの小さな本を置いてきたわけで、それらはずっとその方たちと一緒にまだいるのです。

 街歩きも楽しみました。本屋さんへ連れて行ってもらいました。豆本がちゃぽんHongKongが設置されている素敵なブックカフェKubrickでランチ。

 山崎曜先生と、湾仔歩き。私たちは二人とも、製本にそんなに必要かしらというくらい体幹に関心があるタイプなので、二人してどんどん歩きました。もう一軒、本屋さんに行きました。ここも素敵な品揃えでした。

 そして、プライベートワークショップ。少人数で、アリスを一日で作るというチャレンジでした。




 合間にカフェ飯、デザートつき。このタルトおいしかった。表紙のやすりかけも、革すきも、容赦なくやってもらいました。この作業量、仕上がらないかも、と思った時、「音楽をかけてもいい?」と、参加者さんたちはラルクアンシエルをかけて、がんがん手を進めました。素敵ー。こうしてアリス本はめでたく仕上がったので、皆で小籠包を食べました。それもおいしかった。





 ブックフェスの主催、キュレーターでもあるティアナのオフィスは、アーティストのために提供されているオフィスで、素材や道具や作品や本が詰まった空間でした。こういう場所を見るのはとてもおもしろい。


   それぞれのスケジュールで動いて、ホテルに戻ると、そこでも一人ではなく、部屋はアーティストのジェインとアデリンと私と3人のルームシェアでした。アーティストトークやガールズトークをしたりして、とても楽しかったです。星空の下のカップヌードルとかも。2年ぶりに会ったジェインからは、私の人となりは軽くなって、作品は深くなった、いい方向にいってると言ってもらいました。フェスが終わって別れて、私は延泊して、香港の滞在を楽しみました。一人行動していると、広東語で道を聞かれたり話しかけられることが何度もあったので、わりと自然に溶け込んでいたと思います。一人でしたことは、道具街を歩いたり、パン屋さんやスーパーや甘味処に入ってみたり、丘に登ったり、とかそんなかんじ。日常を楽しみました。



   毎朝、ホテルの裏の丘に登って、頂上の公園で山崎曜先生に太極拳を教えてもらっていました。体調が整うかんじで、良かったです。丘の斜面にはゴムの木が生えていたり、黒いトサカの小鳥がたくさんさえずっていたりしました。朝の公園は、後ろ向き歩きやぶら下がり運動など、いろんな健康法の人たちでにぎわい、夕方には、夕日を見る人たちでいっぱいでした。海にかかる橋に落ちていくふんわりローズピンクの太陽、そして輝き始めるハロウィンの半月。健康になってよかったなあと何度も思いました。台湾もおいしいし、カフェがおしゃれなんだって。呼んでくれる人があったら、行きますよー。10月末の香港、過ごしやすい気候でした。人に、街に、自然に、本に、たくさんエネルギーをもらいまいた。

2017年10月23日

記事の紹介

ウェブマガジンさんちに紹介されました。
それでは香港へ、展示とワークショップと講演に行ってきます。

2017年10月18日

次のイベント

2017年10月24日(火)-29日(日)「編ZINE2017」
好きなページを選んで綴じるという、編集と製本をご自分でという「編ZINE」。今年は高円寺で、5周年を迎えます。私は、豆本ではないサイズで、超短編小説と挿絵のページを提供しています。
12-19時(最終日17時まで)高円寺自由帳ギャラリー(高円寺北2-18-11)主催233コミケ部

2017年10月26日(木)-30日(月)「Hong Kong Art Book Fesival 2017」
2年前に初参加し、その次の回にあたる今回も香港政府招待で作品5点出品、講演、ワークショップを行います。展示会期は30日までですが、私は11月2日まで香港に滞在します。
トランクを干したりとか、ワークショップの素材を準備したりとか。講演の原稿を、頭をひねりながらうんうん進めています。香港でお互いよい時間を過ごせますように。