Jun 18, 2008

New minibook "Greetings from Here"

 できてきました。表紙は、藍と松煙による染め和紙。二つと同じ表紙はありません。本文の中に貼り込んだ雪の結晶の、和紙数枚分の厚みのために本の真ん中部分が微妙に膨らんでいます(1mmもない話ですが)。そのために、綴じ糸を強く引くと小口側が開いてしまうので、糸をあまり強く引かないようにしています。
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 並装版は、たとうがつきます。杉皮紙の白っぽいのと茶色い繊維の多いの二種と、内側に紺の雁皮紙を組み合わせています。
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 たとうの印刷では、杉皮紙の中に漉きこまれた堅い木のかけらに、たまたま活字がぶちあたって、途中から「r」の文字が欠けてしまいました。急遽、紙を買ってきてすぐ刷り直してもらいました。1/3ぐらい紙が無駄になってしまいましたが、印刷しているその場で気づいたのでよかったです。
greetings from here
 『寒中見舞 Greetings from Here』は、あと一週間のうちに、ショッピングカートに入れますので、もう少しお待ちください。作るだけで今は手一杯でへろへろです。材料費・印刷費が今回はかなりあり、並装は15,000円です。同じ印刷所の、オリジナル便箋(320円・10枚5色入)と、宛名シール(150円・6枚入)を一緒にショッピングカートに入れる予定です。「活版印刷の実物を手にしたい」「活版印刷のステーショナリーを使ってみたい」という方に、ぜひ!
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 『寒中見舞』の進行がずれこんだため、涙の同時進行にならざるを得なくなっていますが、『豆本十二ヵ月』もちゃくちゃくとやっています。一昨日は貼りこみタイトルの金箔押しをしていて、腕が筋肉痛になりました。革相手は力が要りました。活字を熱しすぎて派手に溶かしてしまったので、また活字を買いに東銀座へ行かなくちゃ…。
greetings from here
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