Sep 23, 2011

共謀罪ふたたび

 えーと「反対」って呼びかけるのも呼びかけられるのも恥ずかしいと感じるんですが、書いておきたいので書いておきます。以前にもご紹介した、共謀罪を廃案に、という署名は、国会がリセットされて署名もリセット、つまり署名を集め直しということになっています。署名の取りまとめ者から郵便物が来て気づきました。3月末までです。様式が決まっているので、署名用紙をダウンロードして、自署した原本を郵送します。
 共謀罪、なんてニュースで聞いたことがないよ。それが実は問題にも関わっていることなのだろうと思う。私はほんとにたまたま知ったけれど。私が共謀罪という罪を法律で定めてほしくないと思うのは、思想の自由がおびやかされ、ますます右へならえな発想な社会になりそうに思うので。たとえば、誰かを殺そうと思う。相談する。包丁を買ってくる。ためらう。未遂。再び機会をうかがう。というようなサスペンス小説も、書き方を変えなければいけなくなりそう。相談した時点で、共謀罪が適用されることになるでしょうから。また、何も行動しない、考えだけいっぱし反社会的な主人公を書いていても、難しいかと。リアルPKディックな国家警察が、二十年後三十年後にあって、その転機は今なのだとしたら? 誰も気づかないひそかな戦い、というのはよく書かれるストーリーだけど、それがひそかに進行する、というところに実感を伴って感じる。とはいえググれば172,000 件ヒット。
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