Sep 23, 2011

Underground Book Cafe

 神保町の『アンダーグラウンド・ブックカフェ』最終日に行ってきました。古書会館2Fでは、謎の絵師「小林かいち」と大正イマジュリイの絵葉書展示。入場したらちょうど展示監修者によるギャラリートークの最中で、説明を聞きながら見るといっそうよくわかりました。日露戦争で絵葉書のブームが来たとか、学校でも質の高い絵葉書が発行されていたとか。
小林かいちの絵葉書
 小林かいち、図案がすごいです。その当時としては古い手法である木版でグラデーション。1940年代まで活動し、本名生没年不詳で、京都のお土産屋さんから絵葉書が発行されているということぐらいしかわからないらしいですが、美術史の中にも海外で大きく位置づけられたらしいです。7/21~9/2は日光で「小林かいちと絵葉書の世界」展が開かれます。
小林かいちの絵葉書
 1Fの古書展では、栃折久美子著 『装丁ノート』を確保。『手製本を楽しむ』だけではわからなかった考え方の部分などがよくわかりそう。本を買うとコーヒー券をもらえて、ほっと一息。
 道すがら『かげろう文庫』に寄って、またUBCでも、『雲捕獲記録』を見せたら大受け。デザイン、製本、印刷、ジャケット、やはり私は腕を上げたらしい。足跡はんこは「犬追物」につながれた。
 神保町のあちこちをアンテナ振りながら歩き、街の空気を吸った。
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