Sep 23, 2011

『超短編の世界vol.3』が出ました。/そのままシリーズに立版古が出ました。

『超短編の世界vol.3』
タカスギ シンタロ、松本 楽志、たなか なつみ (編集)
単行本: 208ページ 出版社: 創英社 (2011/02) ISBN-13: 978-4434153556
「恋」をテーマに500文字以内で描かれた「ものがたり」を集めました。小説のような、詩のような、俳句のような…不思議な「超短編」の世界へようこそ。

 赤井都の超短編3編を収録しています。『満月』『マンホールの蓋』『無題(一行詩)』
 vol.3にあたるこの本は、一番「超短編らしい」印象を持ちました。3人の編者それぞれの切り口で選び、配置構成する技は『500文字の心臓』や『超短編の世界vol.1~2』により磨かれてきたもの。今度の本の特色はまずは、なんといってもミニコミの『超短編マッチ箱』シリーズをデザインしてきた、MIKAN-DESIGNによる文字組が、この本でも実現していること。縦になったり横になったり縁ぎりぎりまで広がったり、自由そのもので、超短編って知らないけどというタイポグラフィ系の人にもぜひ体感してほしい読書体験になっています。自由な文字組をしているけど、これが雑誌とかでなく、文芸書サイズの、小さなものがたり集なんです。

『そのまま立版古 浮世絵編』---切って貼るだけで浮世絵が立体になるペーパークラフト (大人の趣味講座)
イッツアビューティフルデイ
単行本(ソフトカバー): 80ページ
出版社: 河出書房新社 (2011/2/15) ISBN-13: 978-4309272344 発売日: 2011/2/15

「そのまま」シリーズに、仲間が増えました! 『そのまま立版古』。「立版古」は江戸時代のペーパークラフト。切って組み立てると、風景画が立体になるという、和の紙遊びです。のぞいて立体にするのは、洋本だけのものじゃなかったんですねえ。本ではなく、枠にはまった一枚の絵なのでこれは動きません。「イッツアビューティフルデイ」による「立版古」はミュージアムショップなどで見かけた人もいるかも? 今回は、「そのまま」シリーズの本になって登場です。本の大きさがあるので、仕上がりが小さいのが実は私には嬉しいところです。『豆本づくりのいろは』『そのまま豆本』で好評なデザイン担当の室田さんデザイン、中は作品解説や作り方に至るまでちゃんと二か国語になっています。
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