Oct 05, 2012

革を背に使ってカタログレゾネを製本しました

手製本
豆本フェスタ3で販売するためのカタログレゾネを製本しています。プレスから取り出した折丁は折り目がすごく落ち着いています。折山の上に、綴じ糸を通すための穴を開ける「目引き」作業をしたところ。写っているのは目打ちですが、メインの作業では糸のこを引いて、穴を開けています。
手製本
かがり。麻糸にろうを引いて、小さなかがり台を使っています。
手製本
かがり終えた本。
手製本
これに表紙を、折り上げて着せます。
手製本
綴じでは、革にかがりつけています。革の端にはあらかじめやすりをかけて、ギン面(ピカピカの部分)を取り去ってあります。こうしないとボンドがつきにくくて、簡単に接着面が取れてしまったら困るので。
手製本
革を貼り込む部分の表紙裏面には、あらかじめ和紙を一枚貼ってあります。革を切り込みを入れてくぐらせるため、表紙がその加工に耐えるよう、丈夫さを増すためです。これは交差式製本ではなく、革バンドを支持体にした一種のパッセカルトンです。こうした目につかない部分に、実は手がかかっている本です。この本はまだまだかけた印刷代の回収中なので、売れてくれると嬉しいなあ。
手製本

作品案内はこちら
Edit this entry...

wikieditish message: Ready to edit this entry.
















A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.