Mar 20, 2014

アリス革豆本を作っています

アリス豆本は東京堂で品切れになっていました。そこで2月半ばから組版をやり直していました。ざっと3週間、パソコンで組版作業していました。
豆本を作る
ページの文字組にあたっては、『欧文組版』(高岡昌生、美術出版社)が非常に参考になりました。そしていろんなアリス本を読みました。前回の私のアリス本は、ニューヨークの SAM'L GABRIEL SONS & COMPANYが底本になっています。これは、ロブスターの章がない他、詩などもカットされています。より子供向きに短くした版だったようです。今回は初版を出したイギリスのマクミラン社の第3刷を底本にしたところ、話がずいぶん長くて、文字はびっしり、本が分厚くなります。ギュウギュウしたせせこましい印象にならないように余白を取ったつもり。
豆本を作る
延々としたレイアウト作業が終わったので、製本へ。まずは、見返しを全面糊付けしました。
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それをプレスしている最中に、レーザープリントした本文紙を折丁に作りました。
豆本を作る
綴じ穴は、一折丁ずつカッターで開けました。
豆本を作る
翌日の作業までの間、これもプレスしました。
豆本を作る
去年からアリス本を作っているので、著者本や試作本、失敗本がけっこうな数になっています。試作や失敗本も、いろいろ思い出すのに役立ちます。製本作業はまだまだ続きます。自分を鼓舞するために過程をアップしてみました。作った人は驚きの発見をするとおり、本当は一番手間だったのが企画部分。延々とレイアウトしているところは写真に写らないのですが、そこが時間がかかりました。
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