Nov 19, 2016
Making of Ame ni mo Makezu Case Binding 『雨ニモ負ケズ』上製本2冊組ブックシュー入
活版印刷をしてくれた三木さんが『雨ニモ負ケズ』豆本を人に見せると、「絵は誰が描いたの」とかなりの頻度で聞かれるんだよ、と教えてくれました。「それはつまり、絵が相当いいんだよ」と。絵はスケッチから起こした樹脂凸版で、字は金属活字で、これを一回で刷ってしまうなんて技をやってくれるのは三木さんしか知らない。印刷動画も公開中です。天をパステル色染めにして、この上製本を作っていたのは9月上旬のことでした。しおりひも、花布をつけて、前小口はカッターで化粧裁ちしてます。
竹と楮を混ぜて手漉きされた京都の和紙に、雨のイメージで「水玉」と「縞」を手染めしました。これで本がぴったり入る寸法のブックシューを作りました。
本は、黒っぽい活字組版の写真の本と、白表紙に活版印刷された本と二冊組です。
本とブックシューは控えめな水玉のイメージで銀色箔をつけました。たくさん作ったんですけど、このあと9月の「そっと豆本、ふわっと活版5」で売れて、それから東京堂書店と、三省堂の池袋店いちのいちに納品したので、手元に在庫が残っていません。12月の個展には間に合うようには作れないだろうと今の時点で思うので、これはおそらく個展では予約販売にすると思います。今は、『雨ニモ負ケズ』特装版を作っています。
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