2019年12月26日

背表紙が取れた本の修理

カフェの蔵書をお直ししました。カフェに来た皆が次々に手に取って読んでいるうちに、背表紙がぽろっと取れてしまったんですって。
書籍の修理と保存
見てみたら、そのまま背表紙を戻しても、同じようにまた壊れる構造なので、「クータ」を入れてから背表紙を戻すことにしました。本の背は、本を開くと、平らな形から山型のような形に動きます。これまでのこの本の背表紙は、直接にこの動く形にくっついていたため、背の稼働により取れてしまったわけです。本が閉じ開きするためには山型の隙間が必要です。背の稼働を助けるために、この本の背にぴったりサイズの「クータ」を現物合わせで作って入れました。
書籍の修理と保存
「クータ」の上から、背表紙を戻したら、このとおり、何事もなかったかのようなそぶりで、また読める本になりました。本が壊れても、本というものは、直すことができます! そしてまた読めます!
書籍の修理と保存
書籍の修理と保存
本の修理に興味がある方は、2月の修理イベントへぜひお越しください。
本の修理 2020年2月9日(日)13:00~18:00
Le Petit Parisienの蔵書である、19~20世紀の洋書の修理を行います。毎年この時期に行っていて、4回目となる今回は、壊れた背表紙の修理や、角の修理、クリーニングの続きなどが主な作業になりそうです。貴重なこの機会に、ぜひご参加下さい。小さな作業スペースです。参加や見学は、Le Petit Parisienイベントページからお申込み下さい。
開催場所:Le Petit Parisien 墨田区東向島2-14-12
  >>前回2019年には、このようなメンテ作業をしました
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