2011年9月23日

『糊を炊く。日本画修復vs東京製本倶楽部』

生麩糊って、なに? ・・その実演と討論-
岡本幸治、鈴木英治、島田錦珪堂3代目島田達生
10/25(日)13時半~17時に東洋美術大学で行われたのを聞きに行きました。マニアックなテーマと思いきや100人くらい熱く集まって、急遽カメラを取り付けての実演となりました。

・現代ルリユールにおける糊   伝統的には、小麦粉をたく。現代の手製本では、市販された糊を使うことが多い。革の接着、紙の接着など。これまで使ってきた糊の仕様が変更になり、5年ほど前から、生麩糊を使い始めた。(岡本)
・「生麩(しょうふ)」とは?  ふを取った残り。でんぷん。これがしょうふのり。近世に入って、お麩やさんが売ってくれるのを使い始めた。現代では、合成糊と比べて、(1)すぐ腐る(2)接着力は強くない(3)耐久性は高くない それでも、唯一数百年実績がある接着剤で、長期的な変化という点で、利点も欠点もわかっている(鈴木)
・醗酵生デンプンを用いた煮糊の実演(島田)

煮糊の実演でわかったのは、糊作りは化学だということ。真空保温鍋の驚くべき実力。「濾す」「練る」ことによる糊の表情の大変化。
さらに、質疑やまとめでわかったのは、乾燥粉と醗酵生デンプンとの違い。ヤマト糊との違い。糊の保存。少量を効果的に作る現代的方法。など。今度、私も試してみるつもりです。

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