2016年7月1日

『孤独』制作中です

FAQである、「この本を作るのにどれくらい時間がかかるんですか?」を、今回の作品に関して、まとめてみました。まだ途中経過ですが、十分長くなったので、ここまでのぶんを。

2015年8月30日 『月夜のまひる』の試作を見せた後で、「私が次の次に作りたい本のタイトルは『孤独』、内容は種田山頭火からの抜粋」と、みずのそら展示企画の集まりで言った。展示タイトルは『漂流線』。
4月8日 それまで2年かけて描き溜めたデザインスケッチを元に、『孤独』の試作を「手で作る本の教室」で行った。今回の造形は比較的容易に思われた。
3月9日 ノンブル用欧文数字活字を発注した。
4月14日 収録句の選定。短冊に手書きして並べ替えて決めた。
4月19日20日 前の活字作品(『航海記』)を解版して、『孤独』の文選、文字組をした。
4月22日 和文活字の足りない文字を借りに印刷所へ行った。
4月25日 欧文活字の足りない文字を発注した。
5月5日6日7日 旅先でスケッチ、松葉と草木、雲、たき火。
5月31日 使用紙を選定しつつ、印刷方法を考え、ページの中への文字と絵の配置を模索するうちに、4月8日の試作から全く離れることを決めて、新しいデザインの1ページを作った。
6月2日 ページレイアウト試作。
6月3日 ページレイアウト試作の直し、挿絵ラフスケッチ。
6月7日 革、フェール、金を発注。
6月14日 束見本制作。活版色校刷(青、金)をして、透明感のある緑青を使うことに決めた。
6月15日 たとう試作。
6月16日 12~18時 活版組版解版しながら印刷 和文8ポイント。各20枚。
6月17日 9~19時 活版組版解版しながら印刷 欧文6ポイント。各20枚。
6月21日 枠の手裁断。
6月22日 枠を切る続き。
6月24日 まだ枠を切って、ようやくフレームは終わった。これ以上枠を切れないので、制作部数は4部に決めた。
6月29日 ドライポイント 彫11種 刷り3種各7枚。
6月28日 ドライポイント 刷り4種各7枚、マグネット発注。
6月29日 ドライポイント 彫3種 刷り9種各7枚。
6月30日 足継ぎ。
7月1日 製本開始。綴じ、表紙ボールと函ボール裁断、見返し紙と函の紙の選定、古い紙を和紙で裏打ちした。ネル染め。

これ以降、7月15日の『漂流線』会期前日まで、製本、製函予定。

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