2011年9月23日

2011年よろしくお願いします

 去年の言壺3大ニュースは、
1, 春に『豆本づくりのいろは』個展。たくさんの人に来てもらった。森岡書店は森岡書店らしからぬ込みすぎだったほど。
2, 秋に『そのまま豆本』が出た。何か非常に時の流れが速かった…。その流れのまま怒涛の「豆本カーニバル」を経て、じっくりゆっくり、原点に立ち返ってアーティスト活動を大事にしようという心境になった。原点どころか学習熱はピークで「パッセ・カルトン」だけでなく「保存修復」や「本の場」にも行った、手の広げようだった。
3, 活版印刷機が大活躍。前年暮れにもらってきた時には、本当に使うかどうか確信もなかったのに、印刷実験を経て、これからなくてはならない存在になりそう。逆に、普通のプリンタのトナーがぜんぜん減らなかった。

 私の2011年は…
・ 教室を外に持ちます。単発のワークショップではなく、自宅開講でもなく、外の教室で、継続して来てもらって、少人数制で、その人がやりたいことをやりたいように、じっくり教える年にします。
・ 作品制作の予定は、2010年から継続の『For You』特装版、そして「言壺カタログ」の2です(今、データ整理をしています)。『凪のゆくえ』ハードカバーは布の裏打ちまで済んで止まっているので続きをしたい。その他は、あまり作り急ぎません。自分で印刷できることともあいまって、今年は、豆本出版するというより、気が赴いた時に、2~20程度の少部数を製本するような作り方をすると思います。
・ イベントの予定としては、個展は去年やったのでとりあえず予定していません。2月ハウステンボス(長崎)出品、3月思文閣美術館(京都)豆本がちゃぽん出張、4月橦木館(名古屋)、5月ホビーショーあたりは予定に入れていますが、ここに新作が出るかはわかりません。活版凸凹フェスタが今年もあるなら、印刷実験ものを携えてぜひ出たいです。9月にはみずのそらで、灯台展に出ます。ここには少部数の販売品を少しずつ多種類持っていけたらと思っています。全体にどちらかといえば、イベントより教室や制作に力を注ぎたい年です。

手づくりの本
さて、2011年の初仕事は、日記帳づくりでした。これまで毎年、ノートを買っていましたが、買いそびれた(文房具店には買い物に行く暇がなかった)こともあって、いいノートがなく、じゃあ作るか。買ったノートはどれも開きが悪くて不満なので、開きのよいノートにすることにしました。机がなくてもどこでも書けるように、表紙は厚表紙がいい。
手づくりの本
1日の15時から、食事を挟んで、夜には作り終わっていたので、ある意味、買い物に行って探し回るよりも速かったかも。革の端っこの曲線をそのまま使って、ピアノっぽいというか、山と流星雨というか、厚い革と太い麻糸を使って、骨太でワイルドなノートになりました。
手づくりの本
年末に浅草橋で買っていた革の端切れを見せたら「真っ赤な革で個性的に、自由に」というリクエストだったので「これは革すきするつもりはないから、革のくるみではなくて、半革みたいになるけどいい?」と言って、板紙をグレーの模様紙でくるんで、革を上から貼り付けました。丈夫にはなっているけど、私は紙に糊を引いて厚紙に貼り付けてそれが乾いて、ぱんっと張ったところが、見えないけれど力がみなぎっているようで好き。それを、革でぼてっと隠してしまったようで、美的にはやや不満。建築学生だった頃、「力がかかっているレンガ壁と、化粧材として表面に貼り付けてあるレンガ壁は、見た目が違うよね? 人間の目って、力のかかった部材は、わかるよね?」という話をよく先輩としていて、結論としては「力のかかった部材(構造材)は、美しい。」(コンクリートだって美しい。化粧材を貼ってその美しさを隠すのはナンセンス。)この革、化粧材だったなー。もう少し、左右に引っ張りながら貼ったら、ちょっとよかったかも。
手づくりの本
かがり。小さいかがり台があるとこういう時便利だったな。「本の場」で売ってたな。
手づくりの本
素材。
手づくりの本
日記帳以外にも、いろいろ作っていました。革、布、紙、どれも好き。教室の準備で、とりあえず一点もののサンプルです。
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