2011年9月23日

そば祭@松本城

 秋の連休、木造天守閣としては日本最古の国宝松本城内に出没し、そばなど食しておりました。会津の人は「新そば」の季節となるとそわそわするというのは見たことがあります。山道をつれられて車ではるばると、農家レストランというよりまさに農家(三日前まで要予約とか)へ「水そば」を味わいに同伴してもらったことがありますが、信州の人も、「新そば」というと目がきらきらするという発見をしました。
 霧と紅葉の低山に昇り、下りて来た日に、「今は新そばだでね」という言葉を聞き、次の日には「今日は松本城へ行きますか? 松本城へ行かれるといい。今、そば祭をやっています」と地元の人が教えてくれた。そば祭の話になったとたん、横にいた人も話に加わり「昨日、三杯食べた。ワンコインで食べられるよ」と語った。
 さぬきうどんならアベレージで一玉百円でいつでもワンコインだが、そばは、特にざるそばというものはなぜか高い。そば粉が高いのだろうか。ワンコインといっても五百円。松本城をのぞむ会場は老若男女でごったがえし、北海道、山形、福井、常陸、東京、信州、利賀等、全国各地の同好会や名店のそば屋台が並んでいる。そばをはしでつまみあげて眺め、「これはうまそうだあ!」と男児(推定五歳)も大声をあげていた。かたや女子高生のグループもそばをすすっていたり、カップルがいて車いすの老夫婦もいて、とまさに人を選ばず愛されている食べ物っぷり来客の幅広さを現していた。行列はあるが、そばなので回転が早い。ざるそばを食べ比べてゆくと、そばの色から太さ、香り、こし。そしてつゆも鰹だしだったり椎茸だしだったり、と違いが非常によくわかった。
 「そばアレルギーの方はご来場ご遠慮ください」と随所に書いてある、そば粉ただよう城内から、門のほうへ行く公園内には、フランクだのおやきだの骨董だの、また多くの出店があった。そば祭のさなか、紅葉の影から、さぬきうどん、やきそば、ラーメン屋台が一軒ずつ、果敢に挑戦を叩きつけていた。
 信州松本そば祭りは今回が二回目。素人そば打ち段位保持者参加多数。主催松本市ほか多数。
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